【実施レポ】原石を磨く指導法 2016年度のコンペティション課題曲を取り入れて(角野 美智子先生)

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2016/05/13
原石を磨く指導法 2016年度のコンペティション課題曲を取り入れて
角野美智子
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2016年5月7日(土)10時から、北見芸術文化ホールの大 練習室にて角野美智子先生をお招きし、「原石を磨く指導法 2016年度のコンペティション課題曲を取り入れて」という題で講座が開催されました。


今回は、普段から我々指導者がよく使う教本であるブルクミュラー25練習曲や今年度のコンペティションの課題曲を使ってのセミナーです。

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角野先生は、よくある生徒の事例として、つながってはいるけれど点と点のような弾き方になっていてレガートにはなっていない生徒の演奏を、どのような指導で改善していくのかを解説してくれましたが、ここでのキーワードは「点を線に」ということで、実際に「素直な心」や「牧歌」をピアノを弾きながらの解説は、とてもわかりやすい内容でした。 そして、指導の上で重要なキーワードがいくつか登場しましたが、「意識」や「あきらめない」ということに関しても、角野先生はご自身の生徒の指導の体験なども交えながらのたくさんのお話をしてくださりました。

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セミナーの後半では、生徒に手首や腕の力を抜いて楽に弾いてもらうために、角野先生が考案したオリジナルグッズも登場。身の回りのある物や、100円ショップなどの売られているような手に入りやすい物でつくったグッズは、ユニークで見た目もかわいく、会場の受講者の皆さんの反応も上々でした。

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最後には質疑応答のコーナーもあり、今年度のコンペティション課題曲の難しいところの解決策や初歩・初級教本の選び方や組み合わせ方など、会場の受講者から多くの質問があり、角野先生もひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。
セミナー終了後の受講された指導者からは、「レガートに歌って弾く指導のポイントがわかりやす かった」・「生徒がすぐにはできなくても、指導者はあきらめずにやることの重要性を再認識しまし た」・「腕などに力が入って弾いてしまう生徒のために、言葉だけでの指導が難しいと感じていたので、さっそくグッズを作って試してみたい」など、今日からのレッスンですぐに使えそうな実践的な内容が多かったとの声が多く聞かれました。

角野先生ありがとうございました。

Rep:ピティナ北見支部 事務局長補佐 今泉 攻
 

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