2016年4月15日(金)横浜市神奈川区民センターかなっく音楽ルームにて江崎光世先生をお招きし、江崎先生の3回シリーズ講座「時代はアンサンブル」の第3回目、「伴奏をする楽しみとピアノ演奏にもたらす効果、呼吸法とは?」が開催されました。
セミナー受講者による6手連弾体験で打鍵と呼吸のタイミングのコツを伝授して頂きました。「バトントァラー」(かぶとむしがきょうだいでより)、「かわいいオーガスティン」など数曲を体験。
1.相手の音を聴く耳を育てる - 連弾をどのようにしてソロに役立てるか。
2.呼吸法の会得 - フレーズの始めと終わりが大事。ソロでは難しいので連弾で身につける。時には呼吸法だけのレッスンも大事。
3.良い音色を出す為の指のコントロール作り - 強迫、弱拍、内声のコントロール
4.自発的な音楽作り - 連弾をする生徒同士お互いに意見を交換し、比較して良い方を自分達で判断させる。(先生の指示より格段の効果がある)そして指導者は生徒や親から色々な知恵を貰う。
5.スコアーリーディングの必要性 - 楽譜を立体的に読む。タテのつながりの大切さを理解させるためにもスコアー譜を使う。なければ先生が自分で作る。
スコアーにする事によってオーケストラの管・打・弦・ソロ楽器それぞれの入り方が一目で分かるので、その楽器の音色がイメージできる。
・子供の性格をつかむには連弾、アンサンブルをやってみる。
・1度に全部やろうとしない。結果は5年位経って何かが変わったら良しとする。
・比較的時間の取れる年少者のうちに連弾、アンサンブルの楽しさを身につける。
・伴奏者、ソリストからもらうエネルギーや音楽がたくさんあるので良い刺激になる。
・子供時代に体験したことが後々の事に必ず役に立ってくるのでできるだけ連弾やアンサンブル等の体験、そして良いオーケストラの演奏を聴く体験をさせておくことが大事。
参加者体験型のセミナーはすべて初見演奏なので、緊張しますが、良い刺激と生徒の気持ちになれる発見が加わり、貴重なひと時でした。