2016年4月16日(土)三木楽器 開誠館サロンにて
飯田有抄先生(お話し)、
関野直樹先生(ピアノ) をお招きし、「ブルクミュラーさん物語 -語りと演奏で知る作曲家の人生-」という題で講座が開催されました。
77名の受講者の内44名が小学生から高校生のピアノ学習者で、先生と一緒に音楽遠足気分で楽しく参加して下さいました。
飯田有抄先生の子供たちにもわかりやすい言葉でブルクミュラーの人物像を奥深くまで説明して下さいました。
ブルクミュラーが数々の曲を作曲した理由、ヨーロッパでは弟の方が有名、またバレエ音楽の作曲家として有名だったなどのエピソードも。
曲の説明をされてすぐに演奏して頂けてとてもわかりやすかったです。
「ブルクミュラー ピアノ曲集」(ピアニストが弾くのは日本初演かも)には、「はじめてのピアノ教本」の抜粋があります。 また、リストの曲とタイトル、曲想が似た曲もあり、関野先生がリストの曲と弾き比べて下さいました。 リストに献呈された曲は、耳に馴染んだブルクミュラーの曲とは違った曲想で、リスト作品のエキスパートの関野先生がレパートリーに入れたいと仰っていました。
飯田先生から関野先生へ、ロマン派を勉強するには何が大切かという質問で、自分の音をよく聴いて、どんな風に弾きたいかをよく考えて練習するというお答えでした。
飯田有抄先生の明瞭で流暢な語りと関野先生の洗練された演奏で、どっぷりとブルクミュラーの世界に浸った2時間でした。飯田有抄先生、関野直樹先生、本当にありがとうございました。