2016年3月29日(火)倉敷市の玉島市民交流センター 玉島湊ホールにてピアノデュオ・ドゥオール(藤井 隆史先生& 白水 芳枝先生ご夫妻) をお招きし、「2016年度ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲セミナー」が開催されました。
午前、午後合わせて4時間のセミナーで、A1からD級(Dは近現代のみ)の全曲、デュオ初・中級の予選曲の演奏と解説をしていただきました。
当日は春休み中ということもあり、親子での参加も多くありました。時代ごとに課題曲を続けて演奏された後、解説をしてくださるという形だったので、セミナーでありながら、コンサートを聴きに来ているようでもありました。
玉島湊ホールは、岡山前期・後期予選が行われるホールで、使用するピアノを使ってのセミナーだったので、様々なタッチ、ペダルなどで、どんな響きになるかを実際に聴くことができ、生徒の指導に大いに役立つと感じました。
先生方は、前日から綿密なリハーサルをされて、ピアノやホールの特徴をつかんでくださり、それを踏まえたうえでの細かな演奏のコツも教えていただきました。これからコンペを受けようとして参加した子どもたちも、このホールで、こんなに素敵な音色で弾けたらいいなと感じたことと思います。
ソロ・デュオ合わせて58曲の演奏と解説を終えられ、ほっとされていらっしゃったお二人にアンコールをお願いしたら、快く、サン=サーンスの「白鳥」を演奏してくださいました。サプライズだったにも関わらず、息もぴったりで、最後に会場全体が、温かい雰囲気に包まれました。
藤井先生、白水先生、ありがとうございました。