【実施レポ】リストの超絶技巧からピアノ奏法を読み解く ー自分の身体との対話ー vol.2(関野 直樹先生)

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2016/03/29
リストの超絶技巧からピアノ奏法を読み解く ー自分の身体との対話ー vol.2
関野 直樹
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2016年3月21日(月)スタジオ ヴィルトゥオージにて関野 直樹先生をお招きし、「リストの超絶技巧からピアノ奏法を読み解く ー自分の身体との対話ー vol.2」という題で講座が開催されました。

ハンガリー在住、リスト音楽院で研鑽を積まれ、そこから得た体の使い方を細かくレクチャーする講座の第2回目。今回は、まず冒頭に、ラ・カンパネラを演奏。あっという間に受講者のみなさまを惹きつけてくださいました。そして、第1回目の復習、体の使い方からスタート。各パーツの使い方を、体操をいれ、体感しながらすすめてくださいましたので、とてもわかりやすく、中高生の生徒さんにも、聞かせてあげたいな、と思う内容でした。

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そして、いよいよラ・カンパネラのアナリーゼ。先生の論文も踏まえて、5つのカテゴリーにわけて、一つ一つ丁寧にすすめてくだいました。たとえば跳躍。 その意味やいろいろな種類までを、実際に弾きながら解説してくださるので、実践的で、うなずきながらみなさんがお聞きになっていました。また、生徒さんがよく弾く曲(ブルクミュラーやエリーゼのために、など)も引用され、より実践的だったように感じます。 リストのお話も、ちょこちょこでてきて、興味深いものでした。

休憩をはさみ、先生セレクトのロゼワインを頂き、みなさんリラックス。 後半は、ワインを頂きながら、前半のアナリーゼでしっかり学んだことを踏まえて、「死の舞踏」の演奏をきくミニコンサート。先生も、それを意識して弾かれたそうですが、指や手首の動きがとても軽やかで、かつムダなチカラを使わず、でもとてもエネルギッシュな演奏に弾き込まれてしまいました。 みなさんが、食い入るように聞いてらっしゃる空気で会場中が一体となって、素晴らしい時間となりました。

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終了後、先生へのフィードバックが一番喜ばれますので、とお伝えすると、ほぼすべての方が、熱心にレポート書いてくださりました。 「死の舞踏」の迫力は、みなさんの共通の感想のようでした。
次回、第3回は、5月に、公開講座をしながら、体の使い方をさらに深めていく予定です。先生の真摯な姿勢に感謝、ありがとうございました。

Rep:新宿×響ステーション 松枝由紀子
 

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