2016年1月11日(月)スタジオ ヴィルトゥオージにて関野 直樹先生をお招きし、「リストの超絶技巧からピアノ奏法を読み解く ー自分の身体との対話ーvol.1 」という題で講座が開催されました。
ハンガリー在住で、リスト音楽院で研鑽をつまれてきて、そこから得た体の使い方を細かくレクチャー。またラ・カンパネラをアナリーゼして、それを応用していく方法を紹介、次回へと続くお話しでした。 先生が、なぜピアニストになったのか、というところからお話しくださったこと、また穏やかな語り口で親身にお話しなさってくださったことで、とても親近感がわきました。 また、座り方から始まり、指、手首、肘、肩、腰、と細分化してのお話しを、実際に体を使ったり、参加者が体験したりしたことで、とてもわかりやすく、納得しながらお聞きすることができました。
ピアノに携わる人なら、だれでも悩む無駄な力をどうなくすか、という奏法について、お一人お一人違うので、自分に当てはめて、考えられたようです。 次回、ラ・カンパネラを使っての奏法に応用していくお話も、みなさんとても楽しみになさっていました。
また後半は、ワインやお茶を頂きながら、関野先生のトークコンサートを。セミナーでお疲れとは思いますが、迫力があり、かつ繊細な演奏を、お聞かせくださいました。
あえてリストではなく、ショパンのノクターン、ラフマニノフの鐘、そしてガーシュインのラプソディーインブルー、と華やかな曲を
スマートな様相でお弾きくださり、ワインを飲みながらの、ステキなサロンコンサートとなりました。
シリーズになっていますが、次回アナリーゼと、3回目は実際にレッスンを、という予定になっています。質問をすることで、関野先生には「宿題」を持って帰ってもらいました(笑)そんな、アットホームなセミナーになったことは、関野先生のお人柄ではないかと思います。
次回の予約をなさってお帰りなった方もいらっしゃるくらい、次がとても楽しみです。 関野先生、ありがとうございました。