12月17日(木)ヤマハミュージックリティリング横浜B1FMusic HARBORにて、多喜靖美先生のセミナー「"拍子"って何?生徒に上手に説明するには...?」が開催され多くの方が参加されました。 私達が日頃演奏する時に欠かせない要素の一つである"拍子"。分かっている様でいざ説明しようとするとうまくできない、そんな拍子について多喜先生が解りやすくレクチャーして下さいました。
"4分の3"と"8分の3"の違いを生徒さんにどう説明していますか?
"4分の2"と"8分の6"の三連の違いは?
という先生からの問い掛けでセミナーは始まり、"拍と拍子の違い"のお話等内容の濃いセミナーでした。拍子感を波に例え、それぞれの拍子の波の中にどう揺れを感じるか又はゆれを作らないか、その上でどの曲も拍子に 合った弾き方を考える事が大切である、と改めて"拍子"について教えて頂きました。
ブルグミュラーの中から、全国のコンペやステップでよく聴く拍子感の間違った演奏を実演して下さり参加者の皆さんもなるほど!という表情を浮かべていらっしゃいました。また、日本人はよく強拍・弱拍と拍を強い・弱いという言葉で表現するが、これが日本人の音楽教育に悪い影響を与えている、上拍・下拍という感じ方が本来の音楽の流れに相応しいのでは...というお話にも受講者の皆さんは深く頷いていました。
セミナーの最後は、多くの質問が寄せられ1つ1つの質問に丁寧に答えて下さり内容の濃い2時間はあっという間に終了しました。
このテーマでのセミナーはとても希少で 参加者が多数集まった事で皆さんの関心の深さを実感致しました。
早速生徒達に多喜先生から教わった"拍子感"を伝えると、音楽が動き出し、何より弾いている生徒達から"音楽に乗れて楽しい!"と笑顔が。
多喜先生、貴重なセミナーに参加させて頂き心から感謝しております。ありがとうございました。