【実施レポ】アナリーゼして弾こう!バッハ「インベンション」と「シンフォニア」から(秋山徹也先生)

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2015/11/05
『アナリーゼして弾こう!』 バッハ「インベンション」と「シンフォニア」から~演奏と指導に役立てるために~
秋山徹也

日時:2015年10月13日(火)10:00~12:00
場所:横浜市栄区民センターリリス音楽ルーム
講師:秋山徹也先生
『アナリーゼして弾こう!』
バッハ「インベンション」と「シンフォニア」から
~演奏と指導に役立てるために~
※バッハ『インベンション2番・8番』『シンフォニア4番・5番』

今回は試験的に応用編をなくし、インベンション2曲シンフォニア2曲計4曲のアナリーゼが行われました。
インベンション2番はカノン、インベンション8番はカノンとフーガの二つを併せ持ち、シンフォニア4番は凝ったフーガ技法、そしてシンフォニア5番はおそらくリュートのための曲で、即興演奏や装飾音の練習のためではないかとのこと。
各曲とも、先生はいつものように淡々とした切り口で、綿密なアナリーゼをして下さいました。

秋山先生2015.10.13.1.jpg

特に印象的だったのは、弾き易くて人気のあるインベンション8番でした。
単純な構成だと思っていましたが、意外なことにこの曲はカノンとフーガのミックスで、ト短調に転調したところから展開、嬉遊を交えてどんどん新たに転調していく、そのゼクエンツの中に提示部を密かに織り込み、再現部に突入するという複雑な流れであるだけに、いくつもの変化のつけ方、演奏法を工夫できるという発見の醍醐味があることを教えてくださいました。

終了後先生を囲んでのランチ会では、2時間で4曲は大変かと思ったがメリハリのある曲目だったので集中力を持続できた、今後の講座はがっちりバッハ4曲で固めてもよい、バッハ以外にソナチネや小品を取り混ぜるのはどうか等、色々と貴重なご意見をいただくことができました。
講座も次回から後半に入りますが、バッハに集中して2×2の4曲ずつ4回で終了し、それから次の企画を考えることになりました。

ところでこの連続講座は去年10月からスタートして、今回で6回目となりました。 順番どおりではなく進行しておりますので、曲の整理をしてみたいと思います。
終了曲:
■インベンション:1. 2. 3. 5. 8. 13. 14
■シンフォニア: 1. 4. 5. 6. 7. 11. 13
次回の内容はこちら
《インベンション7番12番・シンフォニア2番10番》です。ご期待ください!
日時:12月11日(金) 10:00-12:00
場所:横浜市栄区民センターリリス音楽ルーム


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