6月25日(木)スガナミ楽器経堂店内ホールにて、中井正子先生による公開講座「ドビュッシーのピアノ作品～ドビュッシーらしい演奏をするには」が開催されました。ドビュッシーの独奏曲【アラベスク第1番】【月の光】【亜麻色の髪の乙女】【子供の領分】【喜びの島】を取り上げ、演奏法と解釈を解説くださいました。

ドビュッシーの生い立ちや性格、フランスの時代背景と曲の関係などを お話くださいました。ドビュッシーはソルフェージュ能力に長けており、倍音を遠くまで聞くことが出来るがゆえに曲の中で調が変わることが多いのです。彼にとって普通の事が、演奏者にとってどんなに大変なことか!　p(ピアノ・音楽記号)の表現にもたくさんあり、弱音のちがいを知ることの大切さをお話くださいました。
ドビュッシーは楽譜の中に情報をたくさん書いていると、実演も入れての講座でしたので、受講生の皆さんも先生の演奏に聴き入りながら、強弱のちがいの確認をしておりました。

今後に向けて、今回取り上げなかった曲の演奏法や、公開レッスンを望まれる受講生もおりましたので、楽器店としての企画を考えていきたいと思います。