5月29日、近代的な高層ビル!東京芸術センターのピアノラウンジ「リスト」にて、ピアノ&エレクトーン コンチェルトアレンジでお馴染みの松丸弘子先生のセミナーが行われました。
まずは、モーツァルトのピアノコンチェルト第9番「ジュノム」を松丸先生のエレクトーンと内藤直美先生のピアノ演奏で華やかに幕開けです。
松丸先生曰く、ピアノレッスンでのエレクトーン活用は、導入の段階で「すぐ弾ける喜び」を体感してもらうことから始まった、とのこと。そして、生徒さんの進度に合わせて、ピアノ曲のアレンジとエレクトーン伴奏のアンサンブルへ発展。
さらに生徒さんが育ち、本格的なコンチェルトを原曲で弾きたいという生徒さんの希望から、エレクトーンでオーケストラパートを再現。レッスン室にいながら本格的なピアノコンチェルトを味わえるレッスンにつながったそうです。
今回は、バスティンのレパートリーとご自身が作られた「はじめてのレパートリー(リトルエレクトーンプレイヤーズ)」で活用方法をご紹介。
シンプルなピアノ曲が、多彩なエレクトーンの音色・リズム・和声で、より立体的なアンサンブルに変身!「子ども達が自ら何回も弾きたくなる」松丸先生の工夫がたくさん詰まっています。
最初はエレクトーンと合わせることが難しかった生徒さんも、演奏に手拍子を添えることから始め、徐々にベース、和声の刻みを加えていきます。拍感、拍子感、そして聴く耳を育て、エレクトーン内蔵のリズムを活用しながらも「自ら活きたリズムを生む」ように指導していく大切さをお話しして下さいました。また、クラシックのピアノレッスンでは、中々お目にかかれないロックンロールやバラードやブルースに変身したバスティンの曲も!
子どもの頃から色々なジャンルに親しむ体験と、「せつないなぁ、さびしいなぁ」の気持ちの表現にもつながります。(子どもはいつも元気印!だけじゃないですものね。)
子ども達が自ら楽しく、そして末長く音楽に親しんでいけるような工夫がたくさんのセミナーでした。
ミュッセで発売中の松丸先生の楽譜と、レジストデータもゲット出来ましたので、さあ、自身のレッスンに持ち帰り、早速活用いたします。ありがとうございました!