2015年3月20日(金)、講師に丸子あかね先生お迎えし、沼津文化センターにてピアノ指導者の為のセミナー『ピアノ・テクニックのレッスン法』を開催いたしました。
先生をお迎えしてのセミナーは「おんぷカード」、「1音からはじめるピアノレッスン」に続き、本日で3回目のセミナーとなりました。
♪4分音符の弾き方~指が自然に落ちる力~
♪2分音符~手首の力をゆるめて弾く練習
♪4分休符~素敵な「うん」で~
♪スタッカート~ティッシュを取って戻す動作~
♪つよい音とよわい音~運動量の差~
♪レガート~手首を柔らかく使ってフレーズ、音成りを感じて~
♪りょうての演奏~音量のバランスを考えて弾く~
それぞれの弾き方にこだわる、感覚で弾かせない、という点を中心に、先生が普段レッスンで行っている様子を事細かにお話ししながら進めて下さいました。
常に煩いぐらいに、1つずつ声掛けをしながら進めていく、というのが大変印象的でしたが、それと同時にこういう声掛けをすると生徒がどう反応するか、どう変わっていくのかというのもよくわかり、現状の問題の解決策がいくつもありました。
また、それぞれの重要な項目、ポイントでは受講生をモデルに、先生が普段レッスンで行っているのと同じように声掛け実践をして下さ り、大変わかりやすく、また先生もお っしゃってましたが、ただ見て聴いているだけより、実際にモデルをやると、より生徒の気持ちやどのように声掛けをしたらよいかがわかるということで、参加者の皆さまも積極的に参加して下さいました。
小さなお子様は、良い音で弾くことより好きなように楽しく弾くことになりがちですが、小さなうちからしっかりテクニックを身につけ る、素敵な音で弾くことの大切さ、、そしてそれを楽しく、子どもたちが飽きずに継続するための方法、話術を沢山先生から教えていただきました。
毎回、丸子先生のセミナーでは、先生がユーモアたっぷりに普段のレッスンの様子や、それをもとに先生が教えたいこと、現場の声を大事に教材つくりをし、またそれを実践した際の生徒さんや親御さんの声が反映された教材であることがわかり、すぐにでもこの教材を使いたくなります。
本日のセミナーでは教材の素晴らしさは勿論のことですが、先生がいかに子どもの気持ちを理解し、どのように声掛けをすべきか、どう導いていったらよいのか、ということを沢山得ることができました。大変勉強になりました。ありがとうございました。