【実施レポ】生徒を伸ばす!ピアノレッスン大研究(添田みつえ先生)

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2015/02/16

150209島根浜田_添田2.jpg2015 年 2 月 9 日(月)添田みつえ先生をお迎えして、「生徒を伸ばす!ピアノレッスン大研究」セミナーを開催しました。現代の子供たちは塾やほかの習い事で大変忙しい生活を送っているので、効率よく上達していかなければピアノを長く続けられない。そんな中、いろいろなアイディアをもって実際に成果を出されている添田先生の実践的で効果的なレッスン方法についてお話を聞かせていただいた。

一番大切なことは「読譜力」。これさえ身につけていればどんなに忙しくてもピアノを続けていかれる。40分ぐらいのレッスン時間であれば、最初の 10 分を下記のような読譜のためのトレーニング(あそび)の時間にあてる。
*鏡(ミラー)あそび
*リズムのトレーニング(4/4 拍子、6/8,3/8 拍子)など

添田先生ご考案の「雪だるまのお話」で全調の調号、三和音をストーリーと「雪だるまの歌」でマスターできる。この「雪だるまの歌」が収録されている楽譜は 4/15 にカワイ出版社から出版予定だそうだ。

150209島根浜田_添田3.jpg添田先生が強調して仰っていたことで特に心に残ったのは、生徒の練習環境をぜひ整えてあげてほしい、ということだった。なぜならば、グランドピアノでなければ上達することが難しく、音色の違いを感じ取る力やグランドピアノでしかできない奏法、テクニックも身に付きにくいから。
具体的な例でグランドピアノでのタッチや、ソステヌート・ペダルを使ったトレーニング、練習の仕 方を示してもらった。

生徒の毎日の練習曲に関しては、
(1)毎日上げる曲(易しいもの)
(2)1 週間かけて練習する曲(次回のレッスンのため)
(3)何か月もかけてじっくりと勉強していく曲、の 3 種類の曲を常に持っていることが望ましい。
(1)は生徒が自分で楽器屋さんに行って好きな楽譜を選び、買ってくることも生徒にとって楽しみのひとつとなる。

教える立場からも、自分が弾く場合でも実践できることがたくさんあってとっても勉強になった。

(Rep:ピティナ島根西部支部 桑野智子)


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