1月27日(火) サンポートホール高松 第3リハーサル室に於いて「"拍子"って何? 生徒に上手に説明するには・・・?」というタイトルで、多喜靖美先生の指導法講座【導入編】が開かれました。
1番最初に先生から投げかけられた質問は、
◆拍子は何を意味しているの?
◆3/4拍子と3/8拍子の違いは?
4/4拍子と2/2拍子の違いは?
2/4拍子の3連符と、8/6拍子の八分音符の違いは?
◆書き方の違いだけ?
◆生徒にどう説明すればいいの?
全受講生の頭の中は、これまでの知識を総動員して、正しい答えを導き出そうと働き出したと思います。でも、自分では何となくわかっているつもりの事が、いざ説明するとなるとうまく伝えられないどころか、理論だけではなく、音楽的な演奏に繋げる為に意識すべき事が、実は何もわかっていなかった・・・という事に気付かされた貴重な2時間でした。
様々な例を挙げてのお話を伺った後、最終的に、「拍子とは、あえて説明するなら "波" のようなもの」と伺った時に、「あ~そうだったんだぁ」と・・・全員が納得したのではないかと思います。
普段教材として使用しているブルグミュラーやシューマンの小品も、多喜先生が演奏して下さると、拍子感の持つ"波"により自然に流れが生まれて、とても素敵でした。
この日のセミナー会場は瀬戸内海に面したホールの一室で、小豆島や岡山へのフェリーが発着している港に隣接しています。今日は海沿いの道を通って帰ろうかな・・・等と思いながら、会場をあとにしました。
多喜先生、とても大切な事を楽しくわかりやすくお話しして下さり、本当にどうもありがとうございました。
(Rep:ピティナさぬき高松ステーション/高松バスティン研究会 鎌田真琴)