【実施レポ】ピアノ教室応援セミナーin名古屋「プロモーションにBlogを使おう。 Blogの書き方中級編」

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2015/01/31
文章にはメンタル面が影響する
ピアノ教室応援セミナー「プロモーションにBlogを使おう。 Blogの書き方中級編」
文・中塚三貴子(ぴあのすく~るSan's主宰)

日程:2014年12月26日
会場:ウインクあいち(愛知県)

 「Blogを書いて、本当に生徒なんか来るの?」
 そんな質問をされたことがあります。答えは、「Yes」。でも、まだブログを開設していない人には実感がなく、効果が疑わしいと感じられる。また、文章を書くことが苦手だったり、ブログ開設にハードルが高く、実践まで至っていない指導者もまだまだ多い。
 今回は、Blogの書き方中級編ということで、ピアノ教室応援コーチの保科陽子先生と、文章のプロである音楽ライター山本美芽先生がタッグを組んでのセミナー。

 まず申し込みをした時点で、10回のフォローアップメールが届きます。このメールを読み、順を追って考える、そして、Blogを開設していない方は開設し、開設している方はポイントに従って自分のBlog記事を見直すという作業を事前に行っておきます。これを前提に、当日のセミナーへ参加しました。

 セミナーの初めにまず、「自分の目指す指導者像や教室のビジョン、方向性」を考えるというワークを行いました。Blogを執筆するのは自らの教室のプロモーション、そして書くのは生徒さんのため。そのため、ここがぼんやりしていると内容がぼけてしまったり、書くことが難しかったり、書いても伝わらないということが起きる。

 次に、「ネタ出し大会」。ここで保科先生より「メンタルの大切さ」のお話。自己愛が低い方の記事は後ろ向きであったり、楽しくないため、逆効果になります。
ですので、自分の好きなこと、夢中になったもの(なっているもの)楽しいことなどをどんどん挙げていくというワークを行いました。

 中盤では、集合写真撮影の際、山本美芽先生より「笑顔のワーク」のレクチャー。多くのミュージシャンの取材をしてきた山本先生より、「ミュージシャン直伝」の笑顔のつくり方、ポーズなどを教えていただき、早速実践した先生方の笑顔が輝いていました。

 キーワードは「I Love 自分」。
HPやBlogを開設していても一番ハードルが高い(と思われる)「顔出し」つまり、自分の顔写真を載せる、という部分。なぜハードルが高いかというと、「顔を出すのが怖い」「出せるような自信がない」という部分にもあるようです。
でも、教室Blogは、生徒の立場から見ると、教室の様子がわかり、教室探しにヒントになるような内容が知りたい。顔がわからない、どんな教室かわからないまま体験に来るのは不安です。
セールスの極意を学んでいる保科先生からは
「自分で自分のことを買いたい、と思えなければ、売ることはできません」
というお話がありました。
自分のことは実は一番自分が分かっていない、ということに気づいた経験を私もしていますが、そういう場合は周りの人、例えば教室であれば生徒や保護者に
「私のいいところって、どこ?」
と尋ねるのが一番です。
そして、よいところは「さりげなく自慢」。

また、「後ろ向きな話を前向きに終わらせる」というややハイレベルなテクニックについても、山本先生よりお話がありました。ここで、ペアワークの先生とお互いにネガティブ話をぶちまけたところ、両方共「話してしまったら大した悩みじゃないじゃん」と大笑いしました。これが大事なのだそうです。

 全体に流れていた空気は、とにかく「元気をもらえる」「自分がちょっと好きになる」。ブログを書く事と何がつながっているの?と思われるかもしれませんが、文章にはメンタル面が大いに影響しますので、これを高め、文章を書く事は少しずつ慣らしていくうちに、力がつく、ということを実感しました。

 この「ブログの書き方」セミナーの様子は、全20回のステップメール完全版として配信されています。詳しくは こちら 。

セミナー参加者によるレポート

●2014 12/27 大阪セミナーレポート

保科陽子

ほしな・ようこ◎国立音楽大学音楽教育学科卒業。楽器店に就職後、カワイグレード3級を取得し、研修講師として、後進の指導にあたる。ピアノを多喜靖美氏に師事。また、同氏の室内楽研修も継続して受講中。ピティナ指導者検定全級合格。ピティナコンペティション指導者賞受賞。指導する生徒をこれまでにピティナ、カワイ音楽コンクール等の全国大会に送り出し、数々の輝かしい実績を残す。青梅市内でピアノ音楽教室を主催するかたわら、2005年よりコーチングのプログラムを受講。音楽界では数少ないコーチング上級資格である(財)生涯学習開発財団プロフェッショナルコーチ資格を取得。これまでにピアノ指導者を中心に100人以上にセッションを実践。総セッション時間は1700時間以上を超える。ピアノ教室生徒数のアップ、資格取得、コンクール実績、セミナーデビューさせるなど、コーチングの大きな成果をあげている。現在、全国のピアノ教育指導者へ年間40回以上のセミナーを行い、その優れた指導力と分かりやすく親しみやすい講義で、絶大な信頼と高い評価を得る。音楽コーチ協会所属。著書「とっておきのぴあれんキッズVOL.1」「コーチングピアノレッスンVOL.1」他。ムジカノーヴァにも記事掲載。メールマガジン 「夢の音楽教育コーチングレッスン」発行中。中学校PTA理事も務め、公私ともに多忙な日々を送る。 セールスアカデミーに入学。セールスのスキルを音楽業界に役立ててもらおうと実践中。I LOVE 自分を提唱。9月のブログセミナーでは、36教室中、実に半分の教室に生徒問い合わせ、入会がくるなどの成果を上げさせた。

山本美芽

やまもと・みめ◎ 音楽ライター、ピアノ教本研究家。東京学芸大学大学院教育学研究科音楽教育専攻修了。中学校(音楽)、養護学校にて教諭と勤務したのち、執筆活動をはじめる。ピアノ指導者としても大学在学中から現在までレッスンを行う。  『ムジカノーヴァ』『ジャズジャパン』等の音楽専門誌にて、国内外の一流アーティストに多数取材。「もっと知りたいピアノ教本」(大半を執筆、音楽之友社)「21世紀へのチェルニー」(単著、ショパン)などを執筆、ピアノ教本についての研究をライフワークとして続け、多くのピアノ教本の著者・訳者に直接取材した経験を持つ。中村菊子、呉暁、樹原涼子などピアノ教本の著者・訳者からは厚い信頼を得ている。  2006年~2010年の間、夫の転勤のためアメリカ・カリフォルニア州在住。州立シエラカレッジにて単位取得。アメリカのピアノ教本事情を研究。帰国後、2013年より著書「自分の音、聴いてる?」(春秋社)をテーマにしたセミナー、また音楽指導者のためのライティングセミナーを全国各地で行う。  音楽教育学の知識と、音楽ライターとしてプロの音楽家・教育者との膨大な対話経験、自分自身のピアノ指導経験や子育て経験、ピアノ学習経験、全国のピアノ指導者との密接な交流から得た現場発の問題点など、理論と実践を融合しながらピアノ教育が進むべき道を先導している。
 現在ピアノを多喜靖美氏に師事。室内楽を多喜靖美、松本裕子の両氏に師事。2015年は東京・神奈川・名古屋・大阪にて、ムジカノーヴァとタイアップしたピアノ指導者向けライティングセミナーを開催予定。
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中塚 三貴子

名古屋芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒。在学中より指導を始める。元カワイ音楽教室講師。生涯学習音楽指導員研究会ネットワーク・愛知正会員・理事。ピティナ名古屋支部指導者会員。2007年より愛知県あま市にて「ぴあのすく~るSan's」を主宰。幼児から成人までのピアノ学習者への指導、保育士・幼稚園教諭を目指す学生や現職教員、保育士へのレッスンサポートを行い、成果をあげている。
教室ブログ「愛知県あま市ぴあのすく~るSan's教室ブログ~小さな楽しいピアノ教室」


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