【実施レポ】"目覚め"と"自立"へ導くテクニック指導(市木嵜みゆき先生、飯田真樹先生)

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2015/01/14

2014年12月15日、スガナミ楽器町田店2Fハーモニーホールにて、市木嵜みゆき先生飯田真樹先生による"目覚め"と"自立"へ導くテクニック指導というテーマの公開講座を開催しました。用意した席は満席で、開始前から熱心に資料に目を通していらっしゃる方が多くいました。

◆第一部では練習倦怠期の生徒をその気にさせ、練習の自立へと導くアプローチを「新WAKUWAKUテクニックアラカルト」を使ってご紹介頂きました。

「新WAKUWAKUピアノテクニック」シリーズは、メインテキスト1~3、「スケール&アルペジオ1、2」、ハノン第3部のエクササイズを盛り込んだ「アラカルト1,2」から成る全7巻で、漫画のようなカジュアルなイラスト、現代の子供たちの興味をひくタイトルが印象的です。
まずはアンサンブルCDに合わせて机上で指を動かします。「ポヨーン」「グワッ」などユーモアあふれる音源に会場が和みます。その後具体的な指導法についてレクチャー頂きました。

♪ 同音連打...連打のテンポが乱れる生徒には拍をとる/粒が揃わない生徒にはシールを鍵盤に貼って同じ場所で弾けているかチェックする
♪ 装飾音...装飾音を抜いて弾く→まとめて弾く→入れて弾く/「指先で掻いて」「はじいて」など細かいニュアンスを伝える
♪ 三度などの重音...上声・下声を分けてなめらかに弾いてから、両声合わせる
♪ 半音階...白鍵と黒鍵では打鍵の高さが違うので、定規等で計ってみて生徒と弾き方を考える
♪ 他トレモロ・アルベルティバス・和声感等。

◆第二部は題して「自立に向けた耳づくり」。

♪ 限られたレッスン時間の中での聴音の取り入れ方(「穴うめ&なぞり書き式はじめての書き取り聴音ドリル」使用)
♪ 連弾で楽しみながらの耳づくり...「ミッフィーのぴあの絵本はじめてのレパートリー」より「シーソー」・「ヤマハピアノライブラリーピアノ連弾曲集2」より「3つのコントルダンス」の演奏を交えて、プリモとセコンドのバランスの作り方をポイントに勉強しました。

両先生の明快なお話で笑いの絶えない且つ意義のあるあっという間の2時間でした。
今日の講座で得たものを活かし、「テクニック練習って楽しい!」と生徒にワクワクを感じてもらえるような指導をしたいと思います。
飯田先生、市木嵜先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナ町田支部 平田麻里)


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