2014年12月15日(月)に武蔵浦和コミュニティーセンター多目的ホールにて、二本柳奈津子先生の 『ブルグミュラーを音楽的に弾きましょう!表情豊かに弾くための奏法と指導のポイント』セミナーを開催いたしました。
ブルグミュラー25の練習曲を音楽的に演奏できるために
ブルグミュラー25のテキストはエチュード・題名がついている・色彩豊か・この本に入るまでに沢山のタッチと奏法を習得していることが望ましい。
それまでの教材で指導し楽に進むことができるように分類してありました。
(1) 基本的な腕と指作り
まずは力を入れずに美しい音でピアノを鳴らす。
腕...脱力 お手玉 コロコロ 体操
指...支え 玉日も 洗濯ばさみ 指のエクササイズ
黒鍵を利用してバスティンピアノパーティ風に1本指のタッチを整える。
(2) レガート
重心移動 フランスパン(低反発グッズ)
(3) スタッカート
指の支えと腕の脱力 骨の音・バッタ
これらを曲調によって組み合わせる
譜例・無邪気・やさしい花
♪ こう弾いて楽しい演奏から逆算してブルグミュラーに入るまでに、どのような指導をしておけばよいのかを指導者自身がビジョンと計画性をもってレッスンするテキストの選び方、使い方の大切さ。
◆バスティンベイシックステクニック1から4を使用の場合
基本的な腕と指作りの中で基礎となるのが読譜である。
(1)単音の音名を瞬時に判別できるスキル
(2)音符から音符への音の動きを認識するスキル
(3)楽譜上の音符の動きを手の動きにスムーズに変換するスキル
が、具体的にフラッシュカードや二本柳先生自身がレッスンで行っている内容をご紹介下さり、具体的、多角的に分かり勉強になった。
♪ 講座の感想 ♪
(1)脱力の仕方について音のきれいな例、脱力できていない例を弾き比べて指導する例を数多く出してくださった点に好感と興味を持った。
(2)二本柳先生の発表会、ピティナコンペティションC級で銀賞受賞のレッスン生のレッスン内容の映像を見せて頂き大変興味深かった。
(3)お手玉レクチャーでは、実演と脱力の仕方そして演奏にどのように持っていくかを、実演して下さって経験も出来て分かりやすく指導に結び付けられるのではと感じた。
(4)ブルグミュラーで音楽的に演奏するためには、基礎のうちに、読譜力・脱力の奏法を身につけて、音楽表現において豊かになれるレッスンを指導者が求め実施することが大切だと改めて感じた。
次回はブルグミュラーの次以降の曲においてもお教え頂きたいという声が多かったです。
二本柳先生有り難うございました。
(Rep:ピティナ川口キューポラステーション、ピティナ越谷北ステーション、 さいたまプリムローズステーション 八木都)