11月25日に、松丸弘子先生の「初めて出会うコンチェルト講座」が東京芸術センターで行なわれました。 先生のエレクトーン伴奏で楽しむピアノの生徒は(1)レッスンが楽しくなる!(2)練習が楽しくなる!(3)クラシックの味わいに触れる!
オープニングのモーツァルトジュノムに始まり、小さな導入の生徒さんたちへのバスティン作品や、ブルグミュラー、ピアノ曲ではないオーケストラ曲をピアノコンチェルトとしてアレンジしたもの、上級者のためのラフマニノフピアノコンチェルトと幅広いレベルの作品たちは、一曲ずつに先生の素敵なアレンジの魔法がかかったように輝き、これまで、PTNA上尾ステップでご一緒してきた思い出も蘇りとても楽しく聞かせていただきました。
エレクトーンでのコンチェルトの楽しさを充分に存じていたものの、今日は特に日ごろの指導にも生かすアンサンブル取組ポイントをお聞きすることができ、いただいたレジュメもとても勉強になりました。音楽はコミュニケーション! お互いを尊重し、思いやりの心が宿るアンサンブル、導入指導では楽しさ、中級以降は責任感育成を目指し共に音楽を作り上げる喜びにつながる指導とそのための編曲、育てていく視線で作られているからこそ、今日のレッスンにすぐに活かせるお話をたくさん伺うことができました。
またピアノの生徒さんにもエレクトーン2段鍵盤の体験、音色との立体感、アンサンブルの息使いなどエレクトーンとの可能性をもっと広くピアノ指導に活用できると確信を致しました。エレクトーンの特性を生かした指導活用~オーケストラ音色の伴奏で、全く今までのピアノのレッスンにはない時代に即した共感表現として、音楽する実感を生徒に与えることができること、その実践でコンチェルトは楽しいものになり、松丸先生の編曲された本で実践する生徒さんとのピアノコンチェルトは、これからのピアノ指導においてさらに素晴らしいものになると感じます。
(Rep:ピティナ上尾ステーション 中野昌子)