2014年11月16日(日)長谷正一先生による「アルゲリッチやゲルバーも習った基礎テクニック開発法」セミナーがヤマハ音楽教室 徳之島センターにおいて開催されました。
内容としては、アルゲリッチ、ゲルバー、バレンボイムの父も習ったアルゼンチンの名教師ヴィンチェンツォ・スカラムッツァ直伝の基本練習方法を長谷先生が実際にレクチャーして頂きました。
コンクールや発表会での音の出方...レッスンのときにはよく出ているのにホールで聴くと小さく聴こえるという悩みがありました。大きなコンサートホール会場の一番後ろまで響く音色、タッチにする方法を教えて頂きました。
いったいどのようなことから始めるのか...まずは身体をリラックスする事からでした。舞台での演奏時、頭が真っ白になったりという時は身体に力が入り集中できなくなってしまうからだそうです。頭から目、あご、舌、背中、お尻と順番に力を抜いていき、そしてフィンガートレーニングへと入っていきました。指先に力を入れたり、脱力の仕方、参加者全員で先生のご指導のもと体験し、お互い確認し合いながらトレーニング後には手の筋肉に効果が現れていることに全員驚きでした。
また、生徒にも実際演奏してもらいトレーニング前とトレーニング後の音の出方の違いを全員で確認することができました。実際に演奏した生徒達も「全然違う手みたい!」と感動していました。他にも曲に合った演奏法、連弾におけるバランスの取り方も合わせて教えて頂きとても参考になりました。
テクニックももちろん重要ですが、その前の段階のトレーンングについて詳しく教えて頂くことができ、とても充実した内容でした。今回の講座を生かし、普段のレッスンに取り入れさせて頂きたいと思います。本当にありがとうございました。
(Rep:ピティナ徳之島かんもぉーれステーション)