第1回目は、ピアノステップで最も多く演奏されている邦人作・編曲家としても著名な、橋本晃一先生をお迎えしました。
『自由に音楽するために~コードの弾き方・使い方~』と題して、コードを使ってできることと、使わなくてもできることについて様々なアイデア、アプロ―チの仕方を教えていただきました。(以下、内容を列記いたします)
楽譜に頼らなくても演奏が出来る、楽譜がなくても音楽を感じとる、頭の中で音楽を組み立てる回路を作ることが大切。そのキッカケは身近なところにある。まずはピアノを遊んでみましょう。
1本指でも、楽譜がなくても、ピアノは誰でも弾ける⇒発表会だけではなく普段のレッスンでも取り入れてみる⇒ピアノと遊ぶ楽しさを知った子どもたちが、音楽の輪を広げていくことでしょう。
連弾やピアニカなどを取り入れてアンサンブル⇒新しいことを作らなくても、ちょっとしたリズムの変化で楽しめる。
- 「ウキウキ・ブギウギ」(連弾) ※会場有志と実演
- 「チャップ・スティック」(連弾) ※会場有志と実演
基本的なコードの構成音~トレーニング法の紹介
- 「アメージング・グレイス」「枯葉」
シークエンス、トライアドとテンションが入った伴奏の響きの違いなど、実演を交えて。 - 「故郷の人々」リハ―モナイズ
副3和音、セカンダリードミナント、aug、dim、代理コードなど、実演を交えて。
- 「勇気100%」(ステップ基礎4課題曲)の場合
シークエンス(反復進行)を生かしたアレンジ⇒対象者のレベルによりアレンジ内容を変化させる。ベースラインの工夫など。
本当に2時間がアッという間の、盛だくさんの内容!ラストは橋本先生のピアノ演奏を聴きながらの贅沢なアンケートタイムとなり、皆さん大満足の表情を浮かべられてました。&早速気軽にできることからアレンジに取り組んでみよう、という声もたくさん聞こえてきました。(Rep.佐土原知子)
耳馴染みの曲も先生のアレンジにかかると本当にすてきに変身しちゃうのですね。音楽っていいなと痛感しています。頭では理解しているつもりでも、実際、ピアノにむかうと、なかなかおしゃれな音に出会わず、いつも断念してしまいます。
これからは、チャレンジャーになって、音を楽しみながら、弾き遊びながら、すてきな音をみつけていきたいと思いました。奥が深い、すばらしい体験をさせて頂きました。ありがとうございました。
「楽譜があればベートーヴェンでもショパンでも・・・しかし、ないとハッピーバースディが弾けない・・」の言葉にとびついて参加しました。
生徒に合ったアレンジを学ぶつもりで参加しましたが、自分のアレンジに生かしたい思いです。演奏して頂いた先生方も素晴らしく、やはりスパイスは音の組み立てと演奏両者あってこそ!と身が締まる思いです。