【実施レポ】上達への新たな視点2(川上昌裕先生)

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2014/09/01

8/20(水)カワイ名古屋2F コンサートサロン"Bourree"において川上昌裕先生をお迎えし、「上達への新たな視点2 エチュード再考」 ~大作曲家による「エチュード」作品は、技術と芸術性の宝庫~セミナーを開催いたしました。34名受講者の方々にお集まりいただきました。

生徒が音楽の素晴らしさを感じ、向上していく喜びを伝えるために、表現力の多様性や理想的な練習方法につ いてモデル演奏者による公開レッスン形式でお話していただきました。

♪ 参考曲目:
1)チェルニー50番より第1、2番 クラーマーービューローより第56番
2)リスト ラ・カンパネラ
3)カプースチン 8つの演奏会用エチュードより第1番「前奏曲」 第2番「夢」

ピアノ演奏には指が十分に確立していることが大切であり、そのための教材として"エチュード"は適しています。ピアノ学習者にとってエチュード(練習曲)チェルニーはあまり面白くない、退屈といった印象がありますが、川上先生の一言のアドヴァイスでモデル演奏者の方の演奏が大きく変化し、生き生きとした演奏へと生まれ変わりました。

練習曲であっても「音楽」であることを忘れず、「どう表現したいか?」生徒自身が考え、楽譜から読み取ることが大切なことであり、上達への第一歩は生徒自身の自発的な練習が大きな鍵となりますから、指導者の一言の重みは大きいと思いました。

「何故面白くないのか?、退屈なのか?」 ・・・ 音楽を楽しむことができれば解決できることでもありますが、 "楽しむ"ためには少々苦痛な練習を伴いますから、「目標を持って、向上していく喜び」を指導者は生徒さんに実感させてあげることがとても重要なのでは?と思いました。

ロマン派・現代の作曲家によるエチュードには作曲家自身の性格が音楽に表れていたり、新しい技法にチャ レンジしたり・・・その発想には綿密な構築がありますから、作曲家を知ることで演奏の方向性が見えてくることもわかりま した。

 

当日の様子は こちら にも掲載しております。合わせてご覧ください。

(Rep:ピティナ名古屋さかえステーション 荻野千恵実)


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