7/30(水)カワイ名古屋2F コンサートサロン"Bourree"において田中正也先生をお迎えし、バイエル終了~チェルニー30番で弾ける 「ロシアピアノ作品の魅力」2セミナーを開催いたしました。27名受講者の方々にお集まりいただきました。
参考曲目として、
・チャイコフスキー こどものためのアルバムOp39より
第8番ワルツ / 第18番ナポリの歌 /第20番ババヤガ(魔女)
・ラフマニノフ 幻想的小品集Op3より 第2番 鐘
・プロコフィエフ 10の小品 Op12より 第7番前奏曲"ハープ"
・ハチャトリアン トッカータ
を取り上げてお話していただきました。
ロシアのピアノ作品は難しいイメージがあり、今回も比較的やさしい曲を取り上げ、エチュードに照らし合わせた具体的な演奏法・指導法について大変わかりやすく、演奏を交えてお話していただきました。
ロシア特有の時代的・社会背景(帝政ロシアから革命・ソビエト社会主義)、厳しい気候から生まれた作品を演奏するには、そういった背景を知ることが演奏するう上でとても大切なことだと思いました。また、pppからfffまで限りなく広がる和音は、広大なロシアの大地を表現したロシアピアノ作品の魅力だと感じました。
その魅力を最大限に表現するためには、楽譜を深く読み、細かなテクニック(スタッカート、和音や単音の連打、グリッサンドなど)をきちんと習得することが必要であることがわかりました。大きな音で弾くというイメージではなく、音の距離感を出し、立体的な演奏を目指すことが大切だと感じました。
当日の様子は こちら にも掲載しております。合わせてご覧ください。
(Rep:ピティナ名古屋さかえステーション 荻野千恵実)