7月13日(日)10時から中津リルドリームにて、鈴木弘尚先生による「フレーズの法則」と題したセミナーを開催致しました。当日は、33名の受講者が熱心に、鈴木先生のお話と演奏に耳を傾けました。
前日に行われたステップでのトークコンサートで聴衆を虜にした鈴木先生。セミナーは、そのピアニズムの素晴らしさの秘密が1部解き明かされた内容でした。
音楽は「イントネーションの芸術」とよばれるものであり、それらは、音高・旋律・和声・パターン変化によって成り立っており、その全てが一致したところに本当の頂点がくるとお話して下さった鈴木先生。実際にシューマンのパピヨンを例にとり、どこにどんなイントネーションがあるか弾きながら説明して下さいます。その演奏の素晴らしいこと!! 4小節のフレーズが空中に放たれ、音が心地よく耳に届きます。
音楽は必ずどこかへ向かって進んでいくもの。その引っ張られ方で表現がかわってくるとお話し下さった鈴木先生が最後に弾かれたのはチャイコフスキーのピアノ協奏曲の冒頭部。圧倒的なテクニックと、理論に裏打ちされたダイナミックかつ繊細な表現力にすっかり魅了されました。
その鈴木先生が「ルバート」については5日間くらいしゃべらないと話せないとおっしゃっていました。次のセミナーのお題は「ルバートの法則」・・・でしょうか?笑
鈴木先生、ありがとうございました。
(Rep:ピティナ中津諭吉ステーション 事務局 武本弘美)
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