3月31日(月)、牛込箪笥区民ホール於、黒河好子先生による、2014年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー「バロック ・ ロマン」が開催されました。 第1日目は、「バロックとロマン」 北海道から沖縄まで、日本全国はもちろん、海外からも熱心な先生方が大集結いたしました。 子供は成長段階によって出来る事と出来ない事があり、それを踏まえたうえで、生徒一人一人に合わせた選曲をし、演奏を作れるのが優れた指導者であるとのお言葉で講座がスタートしました。 その内容は、楽曲の解説にとどまらず、 子供でも無理なく表現の幅を広げられる、 「手首」や「ひじ」といった「関節」の使い方、「表情筋」の効果のお話。 本番のホールの音響や、ピアノの機種により、演奏を作り分けるお知恵。 等々、これまで知り得なかった情報が満載で、一言も漏らさまいと皆さん必死にメモを取っておられました。
通常、コンペ課題曲講座では、まず触れられることが無い、バッハの「インヴェンション」にも触れていただき、子供用のテンポ設定と、選曲のポイントが伺えた事も、大変大きな収穫でした。
黒河先生の、音楽への愛情、それを学ぶ人、教える人への思いやりに満ちた2時間。沢山の宝物を胸にホールを後にいたしました。
(Rep:Y.T ピティナ市ヶ谷プルミエステーション)
♪ 4月1日 黒河好子先生 課題曲講座 第2日目 開催レポート
4月1日(火)、牛込箪笥区民ホールにて、黒河好子先生による、2014年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー「古典 ・ 近現代」が開催されました。
前日の興奮冷めやらず、少しでも多くの事を黒河先生から学びたいとの思いで、早朝より会場は熱気に包まれました。前日の講座で教わったことを早速実践された受講者の先生より、"生徒さんの音が瞬時に変わった"との報告でスタート、今日はどんな秘伝を伺えるでしょうか?
二日目のテーマは、「クラシック・近現代」
A1級からの課題曲の説明は、模範演奏ではなく、子供が弾く際の問題点と解決法である点が斬新です。
課題曲説明のみならず、ステージ上でのマナー、歩き方、アシストペダルの利用方法、足台の効果的な活用方法、さらには、バッハのインベンションを例として、効果的なメトロノームの活用法についても、ご伝授頂きました。
そして、最後は、三善先生の作品へとお話が進みました。
三善先生から直接レッスンを受けられた黒河先生の奏でて下さる音色は、別世界の美しさ。作品の真の魅力に出会う、感動のひと時となりました。
二日間に渡る課題曲講座は、ピアノ指導の正しいあり方に気づかせていただく貴重な機会となりました。子供を教える上で、知っておかなければならない数々の科学的アプローチ、素敵な音の記憶、共に、深く心に刻まれました。
黒河先生、素晴らしい学びの時を有難うございました。
〈参加者のお声〉
* 本日はすばらしいひとときでした。
* 休符から芸術の香りが漂ってきて、もっともっとずっと聴いていたかった。
* 黒河先生の音楽の作り方やその工夫の仕方、その全てがとても新鮮なお話で、大変勉強になりました。
* 一秒たりとも聞き逃さない秘伝のテクニックの数々、1フレーズだけで魅了されました。
(Rep:S.I ピティナ市ヶ谷プルミエステーション)