2014年3月20日 (木) ミリオン楽器 我孫子店 3Fにおいて、
「2014年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー」を開催いたしました。
A2・A1・B・C級の課題曲の指導・演奏ポイントを、講師に 赤松林太郎先生 をお招きして、演奏付でアドバイスを頂きました。
各級ごとに課題曲それぞれの指導・演奏ポイントを、その曲が作られた時代背景や作曲者ごとの違い、ある程度の規則に則った曲の解釈、捉え方など、基本的な価値観からわかり易く丁寧に解説して頂きました。
♪ 4小節を1・1・2小節に分けると、後半の2小節は家に例えるとリビングみたいなもの。広いリビングにあたる2小節に表現の主軸がある。
♪ シューマン=密集、ショパン=乖離。
♪ Allegretto = 拍56「?68 = ゆりかごのテンポ。
♪ 8分音符と4分音符のスタッカートは違う。
♪ クレシェンドは、直線的でなく、加速度的に強くしていくか、発音後一度音を弱くしてから強くしていく。
♪ 左手の表情を無くすことで、右手の表情が際立つ。
♪ 装飾は悪趣味であってはならない。トリルは前の音と間を開ける。
♪ 音形が見えること、方向が見えること。
♪ 16分音符以上の重さにしない。
♪ ディミネントはペダルが作る。ピアノは手が作る...etc。
たくさんのことを教えていただきました。
赤松先生の演奏はとても素晴らしく、また、知識と経験に裏づけられた見聞の深さと表現力が豊かで本当に感動いたしました。
ボキャブラリーがとても豊富でしたので、お話を聞いているとイメージが湧いてまいりました。
先生の実際のレッスンも拝聴したいと思いました。
赤松先生、ありがとうございました。
(Rep:ミリオン楽器我孫子店 盛計太)