【実施レポ】究極のツェルニー30番 指導のポイント(石井なをみ先生)

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2014/03/15

2014年1月27日、日響楽器池下店2階ホールにて、石井なをみ先生によるセミナー
「これだけは押さえておきたい!!究極のツェルニー30番 指導のポイント」
開催されました。バッハコンクールを立ち上げ、多くの優秀な生徒を育てていらっしゃる
石井なをみ先生。その指導法を学ぼうと学ぼうと、会場には多くの熱心な指導者が集まりました。

石井先生の子供時代、ツェルニーの練習が大好きであったというお話から始まり、
ツェルニー30番を正しく練習して、ショパンエチュードを楽に弾くテクニックを身に付ける為の
ポイントへと展開していきました。会場内は、「うんうん」と相槌を打ったり、時には笑いが
起こったりと、石井先生のユーモアあふれる魅力的でテンポのよいお話に引き込まれていきました。

この日は、ツェルニー30番を技巧的な観点から指導のポイントをお話して下さいました。
何と、ツェルニー30番の全曲を取り上げ、ピアノで弾いて見せ、具体的に説明して下さいました。
その中でも印象深かった指導法として・・・・。

 ◎脱力
どかんと落としてオバケのように力を抜く。「どかんオバケ練習法」。

 ◎指先のくにゃくにゃ
「ト」と声に出して、指が鍵盤を打つ前に準備をさせる。

 ◎連打の弾き方
ボールをつくように。鍵盤をトランポリンのように感じて。

とてもユニークな言葉と、わかりやすい話で、あっという間の2時間でした。
身近で、誰もが練習していて、それでいて何となく弾かせていたツェルニー30番が、
とても新鮮に感じ、奥の深い教材だと気づかされるセミナーでした。
今までの自分のレッスンを反省し、具体的に伝授していただいた奏法のポイントを、
早速レッスンで生かしていけたらと思っております。
石井先生、素晴らしいセミナーありがとうございました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 林 公子)



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