【実施レポ】ピアノコンクール徹底活用講座(塚原利理先生)

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2014/03/09

140227ota_tsukahara1.jpg去る2月27日スター楽器池上 2階ホールにおいて、
塚原利理先生をお招きして、ピアノコンクール徹底活用講座
を開催させて頂きました。



講座は先生の新刊「はじめてのピアノコンクール」に基づいて、
「生徒のレッスン意欲に結びつくコンクールの使い方は」
「はじめて参加する生徒への指導ポイント」
「コンクールと日常レッスンの組み立て方)
「生徒保護者との良質なコミュニュケーション」
など各項目を、懇切丁寧に、時にユーモアを交えながらご説明頂きました。

私もメモを取りながら全て拝聴させて頂きましたが、改めて、新しい生徒さんをコンクールに
参加させることの大切さや、実践にあたってはどのコンクールをチョイスするのかの下調べを
キチンとすることの重要さを思い知った気がします。

しかし、最も印象的だったのは、コンクールその物を目的化させないことがいかに大事か
という点です。

140227ota_tsukahara2.jpgコンクールはあくまでもそれを通じて生徒さんの(あるいは同時に
講師さんも)ステップアップを実現するためのツール(道具)である
ということ。この当たり前のことを忘れると。そして、今回は何を
クリアーしていきたいのか?5W1H理論にのっとって丁寧に説明し、
更には保護者さんを巻き込んで進めていくことをしないでいると、
コンクールは単に予選を通過したか?とか、賞を獲ったか?と
いった様な観点でしか捕らわれなくなるのですね。

言われてみれば当たり前。
しかし、今多くの関係者がこの事を失念しているのではないでしょうか?
もちろん私もご多分に洩れずでしたので、先生の講座を拝聴して、目が覚めた思いが
しました。正に衝撃的でした。

このショックを、その場に居た全員が受けたことは、講座終了後回収させて頂いた
アンケートを見れば、明明白白です。

140227ota_tsukahara3.jpg

コンクールはもろ刃の刃。関わり方を間違えると怖い面もあります。
しかし、コンクールに振り回されるのではなく、それを上手く使えば
教室全体のレベルアップに。活性化に。これほど有効なものは無いですね。

弊社も自店のコンクールを30年以上続けていたり、あるいは各種コンクールに関与させて
頂いたりしておりますが、今年は今まで以上に心を強くして、多くの指導者の方を巻き込んで
展開していく決意を、今回の講座を拝聴して決意した次第です。

そして今度は、コンクール参加者に対して塚原先生に公開講座などして頂けたら、
などと考えております。

大変な気づきを頂いた講座でした。塚原先生にはこの場をお借りして、改めてお礼を
申し上げます。
またお目に掛かれる日が楽しみです。

(Rep:大田品川ステーション スター楽器(株)池上ショールーム 関口)


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