【実施レポ】テクニック・クリニック(石嶺尚江先生)

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2013/11/03

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2013年10月28日(月)ハーモニーホールふくいに於いて、
石嶺尚江先生「テクニック・クリニック- 楽しい裏技のオンパレードでレッスン革命 -の講座が開催されました。
なかなか興味深いテーマだと思い、講座に参加され
た先生方も多く、とても充実した内容の講座となりました。

講義は「アイディアは生徒を救う」と題して22項目に分けられて進められていきました。
まず、どの先生方でも苦労され
ている、手首・指・手のフォームなどをどのように生徒に教えて
いくか。口頭で伝えるのは簡単ですが、それでは全く生徒
に伝わらず、何年ピアノを習って
いても定着しないことへの
半分あきらめかけていた先生もいたのではないでしょうか?

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♪ まず、手首をひもでつるす。手首の下に先生の親指を立てる
     これは生徒にインパクトを与え、脳を開かせて手首を常に意識
     させる、という事に関して効果的である。

♪ 第一関節のグラつきを直すために、500円玉を指先でつかんで
    先生と引
っ張り合う。

♪ 指の瞬発力をつけるためには、段差のあるところで指をこすり落とす。
    これはどこでも何気なくできる事で
ある。

♪ グランドピアノのハンマーを見ながら弾いてみるのもとても効果的である。

♪ 音色については、1回目は指先で弾く、2回目は指のハラで弾く、というふうにして、
    音色の違いを
初歩の段階から感じさせていく。

♪ 又、小さい時から「音のバランス」もしっかり感じてもらうために、「右f、左p」「右p、左f」など、
    簡単な曲の時からやらせてみると、音色
、バランスなど意識づいて効果的である。

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♪ 脱力についての効果的な方法として、肩の力を抜くのではなく、
    逆に力を入れて肩を上げて一曲弾かせてみる。
    弾き
づらさを生徒に感じさせて、肩の力をストンと抜いて弾かせ
    みる。違いを感じとって脱力を意識させていく。

♪ ブレスについては会場が爆笑するくらい楽しく、なるほど、と
     思わせる方法を教えていただきました。
題して「鼻からうどん作戦!」
    なんと奇抜な方法、と思いま
したが、生徒にとって楽しいイメージトレーニングであれば
    レッスンも楽しく何よりピアノを弾くことが喜びになるの
ではないでしょうか?


今日の講座を受講して感じたことは、生徒と共に体感し、喜び溢れるレッスンになるよう日々
努力していこうと思いまし
た。又、先生の諦めない姿勢に感銘しました。


(Rep:ピティナ鯖江ステーション 中村紀子)




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