2013年8月28日(水)、ピアニストの佐藤卓史先生をお招きして、新発見!ブルクミュラー
「25の練習曲」セミナーを開催いたしました。
昨年リリースされた曲集より 作曲家:ブルクミュラーのあまり知られていない生涯、事実の他
曲集に込められた意図やそこから本格的な演奏芸術に至る道筋について ピアニストの視点
からお話していただきました。
初心者用教材として長い間愛用されている"ブルクミュラー:25の練習曲"は練習曲というより
曲集として捉えられ発表会で演奏されることが多いですが、今回 表題を持った練習曲として
ピアニストならではの視点からのお話は、この練習曲をどう認識して指導すべきか?ヒントと
なることがたくさんありました。
フランス語で書かれた表題は和訳の場合言語から想像されるイメージから少し違ったものに
なってしまうこともあるということが、1曲ごとの解説と演奏で大変わかりやすくなりました。
テクニック習得を目的として書かれた練習曲を上手く活用するためには、表題から想像される
イメージを考えることが大切であると感じました。
練習曲とはいえ音符の羅列にならないよう、指導者は生徒が"音楽"を楽しめるよう、そして
初心者用教材であっても 「学習によりそこから本格的な演奏へと繋がる」 常に配慮した
レッスンを心がけることが大切では?と思いました。
佐藤先生、ありがとうございました。
セミナー当日の様子はこちらにも掲載しております。どうぞご覧ください。
(Rep:ピティナ名古屋さかえステーション 荻野千恵実)