2013年7月24日(水)、清水皇樹先生をお迎えして「ピアノで歌う・・・・演奏法」
-イメージから演奏へ- セミナーを開催いたしました。夏休み企画講座として毎年このテーマで
題材を決めモデル演奏者による公開レッスン形式講座です。
題材としては 全日本学生音楽コンクール課題曲(毎コン)から選んでいます。
今回は ショパン:バラード第3番、 メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ を取り上げました。
各曲60分公開レッスンとしてお話していただきましたので、清水先生の日頃のレッスンを
見学できた感じです。こういった公開レッスン形式は大変分かりやすく、そして大変楽しい
レッスンでした。
今回題材として取り上げた ショパン・メンデルゾーンは 同時代に生きたロマン派の作曲家で
生まれた年も亡くなった年もほぼ同じです。
作品を理解する上で音楽史を勉強することも大切であり、またメンデルスゾーンの作品について
はヴァイオリン協奏曲を参考までにCDを聴かせていただき、ピアノの前での練習が全てでは
なく違う方向から作品を読み取ることも必要であると感じました。
ピアノに向かう時間はやはり音楽と対話することに集中することが大切だと思いました。
ロマン派の作品には物語性ありますからイメージから考えられる音を創造することで作品に
深く触れることができるのでは?と感じました。
とても難しいようにも思えますが、子どもの頃から常にイメージから創造される音を弾くことを
心がけて練習することで効果があると思いました。
「イメージから演奏へ」・・・
指導者はただ音を並べるだけの音楽ではなく 「音楽は言葉である」ことを生徒さんに
伝えるレッスンを心がけることが大切であると感じました。
また、4期の弾き分けにおいてイメージと演奏が結びつくよう、確かなテクニック(技術)習得も
忘れてはならないことだと感じました。
会場の様子等はこちらにも掲載しております!本当にとても楽しい2時間でした。
清水先生、ありがとうございました。
(Rep:ピティナ名古屋さかえステーション 荻野千恵実 )