【実施レポ】練習曲でアンサンブル!(藤井隆史先生、白水芳枝先生)

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2013/07/09

WEB130511fujii_shiramizu1.jpg2013年5月11日(土)、知立市のリリオ・コンサートホールにてピアノデュオ ドゥオールの藤井隆史先生白水芳枝先生をお招きして「練習曲でアンサンブル!」 - ツェルニー、ジョン・ジョージで音の層を学ぶ - の講座を開催いたしました。

【前半:講座】
ラヴェルの「マ・メール・ロワ」からの2曲の演奏で始まり、会場全体が温かく柔らかな雰囲気に
包まれました。その後、お二人の息の合ったやり取りで、ツェルニー「50の連弾練習曲」と
ジョン・ジョージ「森の夜明け」の曲を通して具体的な演奏ポイントや練習の方法、
アプローチの仕方などを教わりました。

4手(4声)で音の層の作り方。
♪ 4手、4声、2人である意味、それぞれの役割について考える。
♪ 楽譜をスコアのように読んでいく。
   (縦のラインで和声と拍感を。横のラインで流れとハーモニーを)
♪ プリモのキラキラ感、セコンドのバスの深さ、重要性、それぞれのタッチの違い。
♪ 長い音ほどよく気を配る。出だし、曲の終わりの合わせ方のコツ。
♪ 2人で話し合い、イメージをふくらませ、タイトルもつけてみよう。(違った意見も大いにあり)
などなどテンポよく沢山のことを教わりました。

先生方の演奏は音楽が終わった後の余韻を聴き取るところまでぴったりと息が合っていて、
とても惹きつけられました。
『相手に渡す心、繋ぐ音楽。相手に伝えようとする心が、聴いている人にも届くようになる』
とはまさしくこのことだ!と実感しました。連弾を通じて相手を思いやったり相手と共に一つの
音楽や世界を作り出したりする喜びはまた格別だなと感じました。そしてそれは、ソロの演奏
にも通じることだと思いました。


【後半:コンサート】

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・サン=サーンス 動物の謝肉祭(ガーバン編曲による4手連弾版)
サン=サーンスの風刺の効いた世界が目の前に広がり、素晴らしかったです。

どの曲に対しても先生方の細やかな気配りが感じ取られて、いつまでも聴いていたい幸せな気持ちになりました。
今回取り上げてくださった曲はシンプルなのに本当に素敵で、ぜひぜひいろいろ使ってみたいな
と思いました。他の受講者からも「先生方の演奏に感動しました」「講座もとてもよかったです」との声が多数あり、終了後のCDサイン会も盛況でした。

藤井先生、白水先生、本当にありがとうございました。

(Rep:ピティナ三河支部 久田えりか)


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