【実施レポ】ツェルニー30番で「脱力奏法」をマスターしよう!(岳本恭治先生)

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2013/04/18

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2013年4月17日、岳本恭治先生をお迎えし、ツェルニー30番で
「脱力奏法」をマスターしよう!
セミナーを開催いたしました。
脱力奏法をマスターするにあたって一番大事なのは・・・
a)「姿勢」。背筋を伸ばし、肩を動かさず前傾せず首も動かさず。
b)「拍子」。メトロノームに合わせ拍子をとる。使うと機械的な演奏になるというのは迷信。
c)「ピアノという楽器のしくみを知る」。
 小さな音をピアノの躯体や響板でどれだけ大きく増幅しているか。
 ピアノはゆっくりフォルテが出せない楽器。打鍵する速度で強弱を付ける。
「普段の取り組み」
「鍵盤を弾くときに音を出さないように練習する方法」
鍵盤を触る(指を浮かせない状態)⇒鍵盤を押す⇒鍵盤の上に戻る力で指を戻す
五本の指先をピカピカのお皿の上に載せ、少し力を入れてキュッとならす感じで打鍵。
手の指を第一関節から先を動かすトレーニングを。第二関節から動かすと「脱力」でなく
昔ながらの「ハイフィンガー」奏法になり力んでしまう。

WEB130417abiko_takemoto1.jpg「脱力」は、他の楽器やスポーツの世界でも超一流の技術。
究極の理想、テーマなので、大変興味を惹かれました。
受講された先生方がこれまで目や耳にしてきた常識や価値観と
異なる点もあるため、中には疑問や戸惑いを感じられる指導者の方も存在するのではと思いました。ですが、もしかしたら数十年後は、今日岳本先生のおっしゃっていた「脱力」の価値観が、ピアノ指導の世界でもっと当たり前になる時代が来るのかもしれないと思いました。

(Rep:ミリオン楽器 盛 計太)


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