2013年2月11日(月)、石嶺尚江先生をお迎えして
新しいレッスン指導セミナー『テクニック クリニック -楽しい
裏技のオンパレードでレッスン革命-』を開催いたしました。
★アイデアは生徒を救う! ★ネタ帳のすすめ! と言うテキストに
沿って進めて下さいました。会場は浜田市のみずほ楽器4階スタジオです。
参加者は30名くらいで昨日のstepの講評がなかなか良かったようで、皆さん楽しみに参加して
下さいました。昨日のstepの会場は江津市でしたが、この日は浜田まで2時間以上もかかる
遠方から、連日来て下さった先生もおられました。
ひとつふたつの方法が上手くいかないからと言って諦めてはいませんか?との問いに対して
沢山のネタが入ったご自身の引き出しから実技を交えて、即 今日のレッスンから使える
テクニックの指導とアイデアを話して下さいました。
●手首を上下に振りながら弾く
●ゆびの第1関節がぐらぐらする
●指が立たない
●手のフォームがつぶれる
●親指が独立していない
●指の瞬発力が弱い
●掴み力が弱い・・・肩もみが筋トレになることは意外でした。
●音がこもる
●音色のコントロールができない
●左右の音量バランス
●小節ごとに止まってスムーズに弾けない
・・・次に何を弾くのか脳に予約を入れる。
今弾いているところは、すでに過去であるから早めに次を見させる。
また、"汚いものは踏まない"を例に挙げ弾けなくて止まるとことを意識化する。
過去の失敗した音に未練を残さず音楽の流れを止めないように・・・
など、ピアノの先生方の普段からの悩みを、奇抜なアイデアいっぱいに、
解決策を惜しみなくお話しいただきました。
多くの指導の経験からさまざまな角度で実際のレッスンに、しかもすぐ役立つ指導法を伝授
頂きました。その内容は、通常の視点から逸脱しており、とてもユニークで且つ先生や
生徒共に楽しくレッスンできる上、上達への指導指針となりえると思いました。
セミナーを終えた後も、2時間では伝えきれないと、話し足りない部分を私どもにも教えて
下さいました。受講された先生方はとても真剣に聴いておられ、石嶺先生も喜んで
大阪へお帰りになりました。続きを聴かせて頂く機会を持たねばと思いました。
stepでお疲れのところを申し訳なく、心より感謝しております。
ありがとうございました。
(Rep:PTNA島根西部支部 桑野陽子)