2012年11月17・18日に開催の狛江ステップに併せ、多喜 靖美先生によるセミナー「エチュードレッスンの新常識-今までのレッスンで間違っていませんか?」が開催されました。
バーナムやハノン・ツェルニーの教材を切り口に、ピアノ指導者が多く「あたりまえ」と考えている指導法に疑問点と活用法を示してくださり、
新しいアプローチでのレッスンに受講生の皆さんが聞き入っていました。
具体的な内容は次の通り。
♪ リズム練習のやり方と目的について
練習パターンとして目的なく行うのではなく、付点のリズム練習にしても具体的な目標を
持たないと意味のある練習とならない。
♪ バーナムなどのシンプルな指練習の曲集の使い方
「歩こう」や「走ろう」という一見簡単なエチュードでも、バラエティ豊かに活用できる。
♪ ツェルニー30番などのエチュードを連弾の教材として利用する
高音域と低音域の連弾ではなく、バラエティ豊かな連弾スタイルで学習することで、アン
サンブルだけでなく和声感や拍子感など多くの学習に役立てられる。
♪ ペダルの特殊性と練習方法
ペダルだけの練習のすすめなどどのトピックも、つい指導者が見落としがちなものばかりの
ご指摘にみなさん大いに納得。また一つ一つが大変具体的なお話でしたので、すぐにレッスン
で活用できそうなことばかりの大変有難い充実したセミナーとなりました。
(Rep:ピティナジャスミンKOMAEステーション 松本 裕子)
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