【実施レポ】日本バッハコンクール課題曲セミナー(石井なをみ先生)

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2012/09/14

2012年9月6日(木)、ヤマハミュージック中四国 倉敷店2Fホールにて、石井なをみ先生をお迎えして、日本バッハコンクール課題曲セミナーを開催いたしました。

バッハコンクールは今回初めて 岡山地区で開催されるという事で多数の皆様が参加されました。

冒頭にムジカノーヴァ9月号で掲載されています「ポリフォニー作品 バッハに入る前から心がけたい 6つの指導ポイント」について、ご説明を頂きました。

ポイント1
バッハを演奏する前に気を付ける事としては、「(1)指使い (2)音価 (3)フレージングの3つのポイントを確認しながら、音の粒を揃える、テンポ、左手の暗譜力をつけること、両手の音をよく聞くこと等に注意し、それぞれを片手ずつ、ゆっくり、きっちり、丁寧に(基本指で)弾きましょう。」とお話がありました。

ポイント2
曲の構成の面では、「(1)終止 (2)フレーズの区切り (3)テーマがどこなのか? (4)ゼクエンツがあるかどうか? (5)転調があるのか? (6)拍節感を捉えた演奏 (7)ハーモニー感 (8)アーティキュレーション それに見合った指を持つこと等...」について、こと細かく事例を取り上げて教えて下さいました。
※ポイント3から6につきましては、ムジカノーヴァ9月号で掲載されていますので、割愛させて頂きます。

続いて、幼児Aコースー小学5・6年Bコースまでの課題曲を、先生御自身が演奏され1曲ごと細かく説明して頂きました。
また、課題曲について良くない演奏もして下さったり、お話が面白く和やかな雰囲気の中、充実した2時間でした。

okayama_2.jpgその中で重要な事は、「楽譜を音にする前に充分、分析をして弾くと良く分かる事。練習する際は、自分の目的を持って練習しましょう。通して弾く事ばかりでは、だんだん 上手にならなくなりますよ。」という点でした。

いずれも指導ポイントとして、たくさんの有益なことが得られ、受講された方々からの評判も上々でした。

今回のセミナーを通じて、バッハコンクールの意義にご賛同頂き、多くに方々にご参加頂けることを楽しみにしております。   


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