【実施レポ】導入期に大切な音楽表現の指導法(林苑子先生)

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2012/05/05

blog120502nagoya_hayashi.jpg2012年5月1日(火)日響楽器池下店2階ホールにて、林 苑子先生によるセミナーが行われました。
「導入期に大切な音楽表現の指導法 -コンペティションA2、A1級課題曲から学ぶ-」と題された今回の講座は、90名を超えるたくさんの先生方で会場が埋め尽くされました。


まず、林先生が教えてくださったのは、楽譜の読ませ方。
通常、最初に音符やリズムの読み方を教えてしまいがちですが、
それよりももっと楽譜を大きく、全体図を見て、その楽譜がどんな顔をしているのか、
どんな表情をしているのか、曲の地図を探す方法を教えるべきだとお話してくださいました。
このような楽譜の見方が、アナリーゼの力へとつながっていくということです。

また、導入期の子供たちのテクニックについては、姿勢とフォームを意識させる為、「白鳥体操」
という子供たちが楽しく出来そうな柔軟体操。そして、オクターヴがなかなか届かない子の為に、
「魔法の手の体操」まで教えてくださいました。
この体操は、会場の先生方全員でやってみましたが、本当に手が大きく開くようになり、
会場からは驚きの声が上がりました。
先生がおっしゃっていた、「自分の手は自分で作る。」というそのお言葉が、強く胸に刺さりました。

その後も、「子供を叱る時にはパーツで叱る」等、なるほど!!と頷くことばかりで、私自身も、
日頃から小さい子供たちの指導にあたっていますが、導入期の子供たちに、明日からでも
使える大切な指導法や、たくさんのヒントが頂ける。そんな勉強会でした。

講座終了後、林先生からは、「名古屋にはこんなにも勉強熱心な先生方がたくさんいらっしゃって、
本当に驚きました!素敵ですね!」という、とても嬉しいお言葉をいただきました。
これからも、地元の先生方と一緒に素敵な講座に参加し、もっともっと勉強していきたい。
そう感じました。

(Rep:ピティナ名古屋支部  石黒 聖菜)


★次回セミナー告知★
秋山 徹也先生による 【アナリーゼして教えよう-コンペティションB、C級課題曲から学ぶ-】

◆日時:2012年5月21日(月)10:00-13:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:"ピティナ・ピアノコンペティション課題曲アナリーゼ楽譜集"を手がける
      秋山徹也先生による、分析から演奏につなげるアナリーゼの講座です。
      音楽の構造にふさわしい常識的な表現方法を理解し、そのうえで自力で
      多様な表現をできる方法について考えます。 

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部  TEL: 052-751-6161(日響楽器内)

 ※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

 

 

 



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