【実施レポ】2011年コンペ課題曲企画 課題曲公開レッスン(弓削田優子先生)

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2011/05/27

blog110515tottori_yugeta.jpg 2011年5月15日(日)、鳥取県倉吉市の倉吉未来中心リハーサル室に弓削田 優子先生をお迎えして、コンペティション課題曲の公開レッスンとミニコンサートを開催いたしました。

 公開レッスンは、A1級からD級までと、デュオ、合わせて9組が受講いたしました。続くミニコンサートは、レッスンで取り上げられなかった曲をC級まですべて解説付きで演奏していただきました。
 実は、今年は3月に予定されておりました弓削田先生の課題曲説明会が、震災の影響で先生のご移動が困難になられて、中止となりました。今回の講座は、弓削田先生のご熱意により、公開レッスンと課題曲説明会をフルに2本立てでやっていただいた感があり、90近い聴講生大満足の、充実の講座となりました。

 小柄でキュートな雰囲気の弓削田先生、そのご容姿からは想像もつかないパワフルなレッスンぶりと表情豊かな演奏に、会場は終始心地良い緊張感に包まれていたと思います。

 公開レッスンにおいては、それぞれの子供の演奏をじっくり聴いてくださった後に、その子の実力を考慮された上で、一番必要と考えられる点について、実にわかりやすく丁寧に適格にアドバイスされました。会場の皆様にも共通して考えられるような課題を持ちかけられ、先生のご指摘により、受講生の演奏に変化が現れると、とびっきりの笑顔で褒めてくださいます。魅力的なかけひきがとても爽やかでした。受講の生徒さんに対する拍子感、音色、テンポや表現方法等へのアドバイスに加えて、曲の題名からイメージを広げられるお話は、わくわくいたしました。妄想癖のある私は、先生のお話で昔懐かしい気持ちや香りがよみがえり、しばし空想の世界で遊ばせていただきました。

 「いたずら」がどんなものでどんな気持ち?とか、山の小人=妖精、西洋の人達と妖精のつながりとか・・・1人ずつのレッスン時間は短いですのに、ポイントをついたレッスンの締めに、先生が毎回受講曲を演奏してくださったのがとても印象的でした。 
 
 ミニコンサートでの演奏も、それぞれの課題曲について明確な表現目的を持っておしゃれにまとめられていて、小品の魅力を存分に聴かせていただきました。次は、先生の十八番のピアノ曲満載の本格的なコンサートを聴かせていただきたいです。

東日本大震災が起きてから、もうすぐ3か月が過ぎます。楽しい時を過ごせることのありがたみをひしひしと感じた日曜日の午後でもありました。 
被災地の復興と、被災者の方々が1日も早く平穏な生活を取り戻されますよう、皆様とご一緒に心よりお祈り申し上げます。
(Rep:ピティナ鳥取県支部  新田恵理子)

 

 


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