2011年3月14日メルパルク京都にて上田明美先生の「音色の変わるテクニックvol.2」が
開催されました。バーナム・ピアノテクニック1.2を使って演奏表現を磨くための
ピアノタッチを教えていただきました。
1.基本タッチについて
(1)レガート奏法 フィンガーレガート
(2)スタッカート奏法 軽い・鋭い・柔らかい etc
(3)手首の運動 回転・上下・左右・返し etc
(4)タッチの種類 なでる・はじく・はさむ etc
2.バーナムを使って音色作り
(1)読譜 タイトルや挿絵からイメージをつかむ
(2)音だし 実際に出た音がイメージ通りか確認
(3)修正 どのタッチが合うか考え試していく
3.生徒さんを使って実演 例「ホッピング」
・第一関節を硬くし手首の返しを使いはじく練習
・鍵盤を点でとらえて弾く練習
・2音をはさみ歯切れよく弾く練習
・上の音を出し華やかな響きを出す練習
イメージに近づけるために基本のタッチを組み合わせレッスンしていただき、
ぼやけた音色が、あっという間に、生き生きとした音色に変化しました。
他にも数曲取り上げてレッスンして下さいました。
4.テクニックをつけるための問題点と解決法について
指の独立・親指くぐらし・跳躍を決めるetc 指導して効果のあった実践例を教具
などを使い教えていただきました。
最後は、応用編としてピティナ課題曲を数曲取り上げ、バーナムの曲とリンクしながら
解説を交え音作りをしていただきました。
初心者から上級者までレベルを問わず指導者として教えていかなければならない
大切な基礎テクニックをわかりやすく解説していただき、充実したしたセミナーになりました。
上田先生ありがとうございました。
(Rep:ピティナ京都おいでやすステーション 寺井)