【実施レポ】2011年コンペ課題曲企画 課題曲セミナー(喜多村知子先生)

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2011/03/18

blog_110306hirosaki_kitamur.jpg2011年3月6日(日)スタジオMにて、午前10時から12時まで
課題曲説明会を開催しました。参加者は19名。
講師は喜多村知子先生

A2級近現代、A1、Bは全曲、C級近現代、D級近現代邦人のみ。連弾初級A予選曲について説明し、演奏していただきました。


A2級の、全てが柔軟な時に
(1)基本姿勢(足をしっかり地につけて、姿勢よく)
(2)音作り(親指筋と小指筋をしっかりする「ワニさんの手」。手のひらをしっかりさせる。
手の支えをしっかりとさせ、音を出す喜びを教える。

♪ タッチの種類についての説明。鍵盤の手前から奥へ指を移動していくと音色が変わる。
指のいろんなところで弾くと音色が変わる。鍵盤の横揺れを利用した音の出し方。
打鍵のスピードの変化で音色が変わる。

♪ 
裏拍の大切さについて
拍感を感じるためには、裏拍が大切。
裏拍の音こそ弱くても指をしっかりして弾くことが大切。レガートやフレーズがきれいに作れる。
3拍子の曲は、2小節ひとくくりにするとフレーズがうまく作れる。

♪ 
左右の音量のバランスを弾き分けられる耳と手をつくる。
調性をわかって弾くこと。
ハーモニーの変化を知ることにより音色の表現が豊かになる。

和声、強弱、構成力、テンポ設定、曲名からどんな曲で何をどう表現するのか考える。
曲想記号の意味を理解する。
これらの基本の上に級ごとに要求されるテクニック、
音楽力が深まってゆく。
ロシアの音楽教育は、小さい頃から先生が良い音、
良いタッチで弾くことを気長に教えるという話を伺った。
先生方にはとても興味深かったようだ。とてもわかりやすい言葉で、パワフルに
演奏くださった。


【課題曲紹介コンサート 】
3月6日(日)14:00-15:00 スタジオM 喜多村知子先生 参加者50名。
A2級近現代、A1、B級全曲、C級近現代、D級近現代邦人

★ 曲の中で使われているリズムを打ったり、拍子を打ったり、身体でリズムを感じながら
曲を聴いた。子供たちに親しく質問を投げかけたりしながら、きれいな響きで次々と曲を
弾いてくださった。
2曲の個性が違うもの、拍子、調性の違うものの組合わせの仕方も選曲には大切であること。
子供たちも熱心に耳を傾けていた。

★ 
支部の5名の先生方とデュオ初A予選曲を弾いてくれました。
実践ができて先生方はとても楽しく、タッチや曲想の表現力を勉強しました。
楽しそうに弾かれていたのが印象的でした。セコンドを弾かれた喜多村先生のパワーに
惹きこまれたようです。

(Rep:ピティナ弘前支部 田中みゆき)


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