【実施レポ】「楽しい練習方法」(平間百合子先生)

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2010/11/12

2010年11月9日(火)伊藤楽器3Fホールにて、平間百合子先生をお迎えし、
「楽しい練習方法」セミナーを開催いたしました。

「練習方法」というテーマからそれることなく、それでいて「方法」という言葉のもつイメージに
とらわれることなく、楽しいエピソードを交えながら、心に残る充実した内容のお話でした。

岩手連絡所のメンバーから、あらかじめ用意されていた、先生への質問事項にそって
進められました。ごく一部になりますが、まとめてみます。

集中について
"美しいものに心をひかれる"ことが集中力の第一歩である。
"安心感"が集中力につながる。きれいなメロディに気づかせてあげることが大切。
(レッスンにおいて)普段の練習で本番以上に集中することが大事。

練習について
「ピシュナ」「コルトー」を引用しての説明。
練習の山を登っていくとき、今より上にはもっと素敵な景色があるよ、と導いてあげる。
満足感は達成する途中にある。

コンペでの演奏について
広いホールで弾いてみることで、普段と何が違うか、自ら気づけると良い。
"楽譜"に立ち返り、あたりまえのことをきちんとやること。

小さい子でもレパートリーをたくさんもつには?
いちど弾いた曲を終わりにしない。(「またきかせてね」)。
連弾を活用。(うたとピアノの絵本、他)
バーナム(1から12番)それぞれの内容の大切なポイントを詳しく説明。

...他に、「音へのイメージの持たせ方」「ハノンの活用法」「コンペ前の練習曲の進め方」
 など、たくさんのアドバイスをいただきました。

『目先の結果にとらわれず、トロフィーの先にあるもの...「金の星」を目指して』という
先生の志に、大変心を動かされました。

『小さなどんぐりが大きなかしの木に』という、導入、初歩の指導の大切さ、
今やっていることがどこにつながっているのか意識した指導が大切だと実感いたしました。

(Rep:ピティナ岩手連絡所


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