2010年3月22日、福岡カワイ太宰府ショップにて、作曲家・編曲家である春畑セロリ先生に
お越しいただき、 「ブルグミュラー徹底解剖」 のタイトル通り、ブルグミュラー25の練習曲
を使って大変貴重な講座をして頂きました。
「分析力・発想力・表現力を鍛えよう!」というタイトルの通り、タイトル・楽譜を読むことの
意味や目的を作曲家の視点から解説してくださりました。
今回は指導者向けの講座ではありましたが、休日と言うこともあって小学生の生徒さんも
多数参加されておりました。ブルグミュラーの分析でそれが分かる年齢と言うことで
モデルレッスン生の天本佳音さん、勝目優莉子さんを始めブルグミュラーは小さいときに
終わったという方が多く参加されました。
「分析は推理だ」とおっしゃって始まった公開レッスンでは「牧歌」「貴婦人の乗馬」のタイプの
違う2曲を取り上げてすべての曲に言えること、導き方を見せて頂きました。
二人のレッスン生は自分にとって余裕がある曲で個々に合う表現はしておりましたが、
いざ先生に「作曲家はどうしてここでこの伴奏形にしたと思う?ここでは違うよね」
「この和音の響き、何が起っている?」と質問に、以外と言葉では説明できませんでした。
でも上手に先生が生徒の気持ちに添ってひも説いて、心の内にあった思いを表に出して
いって下さいました。
和音や・手触り・彩り・作曲家の意図を推理し想像力を沸かせる楽しさを知った貴重な
体験となったことでしょう。
考えれば考えるだけ答えはあるし、人の数だけ答えはあるのですね。
一つの曲を分析するだけではなく、表現するために引き出しを多く持ち、生徒の感性を
引き出してあげる、また、経験がなく感じて弾けない生徒をどう指導し導き出してあげるか、
なぜブルグミュラーなのか。この教材の素晴らしさを深く知りました。
今後の指導に活かせていきたいと思いました。
春畑先生、ありがとうございました。
(Rep:ピティナきやまステーション 天本 みどり)
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