2010年1月14日、山手支部の今年第一回目の講座
「ピアノを長く続けさせるための指導法」が小倉郁子先生を
お迎えして行なわれました。
「習い事があふれている現在の教育環境で、ピアノを生涯の学習として位置付けていくことは易しいことではありませんが、
ピアノは塾や部活よりも先に学び始めます。
ピアノと塾や部活を天秤にかけ始める時までに音楽の楽しみや、
演奏する喜びを充分に感じさせることが大切です。」と、そのための具体的なアイディアや先生のご経験をテンポ良くお話下さいました。
☆ 生徒達がピアノを続けるためには
⇒生涯学ぶものとしてピアノの魅力、名曲が弾ける喜び、弾けるようになるまでの
練習過程を楽しくさせる。そしてピアノで精神力を鍛える。
☆ 学ぶための土台づくり
⇒生徒にとって楽しく、練習することに負担にならない魅力的なテキスト、先生にとって
バランスの良いテキストを選ぶ。できの良いテキストは先生を助ける。
(小倉先生はバスティンを使用)家庭での練習方法を確立させる。
☆ 魅力あるレッスン
⇒明るくフレンドリーな環境づくり。弾けないところを見つけ、弾けるようになる必要性。
部分練習は回数を指定するよりキッチンタイマーを使って、10秒、30秒と集中して
弾かせると効果がある。
☆ 保護者にとって魅力ある指導者
⇒指導力をアピールして信頼関係をつくり、人間育成に協力。
明るく、活力のある中身の濃い手ごたえのあるレッスン
☆ 親子が満足できる結果を導く
⇒ピアノを習う意義を確認し、親子での目標を持たせ他人と比較しないことを徹底する。
コンペやステップは結果ではなく何か一つの目標を持って参加させる。
☆ 発表会のありかた
⇒参加者全員で作り上げる催しと認識させ、日ごろから保護者同士の連係を深めておく
最後に小倉先生の発表会の4人、5人のアンサンブルのDVDを見せていただきました。
年齢差のある生徒達がアイディアを出し、協力し合っての楽しい演奏に先生がお話されてきた
全てのことのエキスを感じ、元気をいただいた楽しい有意義な2時間でした。
(Rep:ピティナ山手支部)
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