2009年12月24日(木)、クリスマスイヴ、小原孝先生による
音楽講座「小原孝流ピアノよ歌え!素敵にポピュラーピアノを弾く秘訣」を、豊田市コンサートホール小ホールにて開催いたしました。
受講者がほぼ全員、お昼に行われたコンサートを拝聴し、休憩を取ってのセミナーでした。
素晴らしいコンサートの余韻さめやらぬうち、そのステージの礎となる日々の取組み方、ピアノへの対峙、現役ピアニストとしての高い自己管理のお話を伺えたのは本当に幸運でした。受講者にもコンサートの後だったせいかよく伝わり浸透し、クリスマスイヴを小原先生の音楽で満喫することができました。
講座は小原孝の世界の成り立ちから始まり、楽譜の読みとり方、ポピュラーピアノのビートの感じ方、クラッシックで培われたテクニックの応用などなど具体的な内容を、すべて実践とともに示して下さり、強い説得力のあるセミナーとなりました。このセミナーが実現できましたのは小原先生の親友である甚目裕夫氏のご尽力ですが、彼も途中飛び入りでジャズの起源などを話して下さり飽きることのない楽しく充実した2時間でした。
お昼のコンサートは1000人キャパの大ホール、ピアノはべーゼンドルファー、片やセミナーは80人キャパの小ホールです。これだけ違いがあるホールに関わらず、瞬時にして箱にあわせた最も美しい響きを選び取って演奏されました。プロの演奏を目の当たりにすることは100のノウハウよりも心に響き、残り、変革をもたらすものだと思います。
受講者が皆、小原孝先生の世界に誘われ、魅了され、大いに感性を刺激されました。
結果、音楽においてポピュラー、クラッシックの括りなど、狭すぎる、美しいものは美しい、
音楽に携わることが出来ることは最高の幸せである、と再認識させてくれた講座でした。
セミナー終了後、サイン会とティータイムで盛り上がり豊田中央ステーションの記念すべき
はじめの一歩、未来へ希望の光が見えた1日となりました。
受講者の方々の、セミナー開催に対する感謝及び御礼の言葉が今でも耳に残っております。
ありがとうございました。
(Rep:ピティナ豊田中央ステーション 奥田育子)