【実施レポ】親学レクチャー&コンサート(小倉郁子先生 松田紗依先生)

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2009/11/20
2009年11月16日(月)、小倉郁子先生松田紗依先生による
『親学レクチャー&コンサート「子育ての中に音楽を」-情緒と感性をはぐくむために-』
のセミナーが、メルパルク京都・7階スタジオ2で開かれました。

★まずは、お話に沿って松田紗依先生が作曲されたレオ=レオニ作の絵本「スイミー」
『ちいさな かしこい さかなの はなし』を、松田先生のピアノ演奏と小倉郁子先生の朗読で
聴かせていただきました。
とってもあたたかなメロディーで、情景が目の前に広がり、お話が、そのまま朗読するよりも
ストレートに心に伝わってきました。
音楽によって、朗読する人も、より文章に感情移入できるし、また演奏する方も、
お話によってさらに表現の幅が広がると思います。これはぜひ、レッスンや発表会などでも
取り入れていきたいと思いましたし、我が子に読み聞かせをする時にも、ピアノの音色を
効果的に利用できたらと思いました。

★講座の最後にも、同じく松田紗依先生が作曲された「フレデリック」レオ=レオニ作を
ピアノと朗読で聞かせていただき、みなさん、あたたかな気持ちになって帰っていかれたようです。
朗読用BGMシリーズとして、CDにしていただきたいという声が多数ありました。
(スイミーはすでにMUSSEより楽譜が販売されております。)

★「スイミー」の朗読コンサートに続いて、小倉郁子先生によるレクチャーという2部構成でした。
「ピアノ学習は情操教育である」ということは、漠然とはわかっているつもりでしたが、
具体的に 、テクニックをマスターする過程で、反復力、判断力、思考力、応用力、集中力、
忍耐力が育ち、曲のイメージ作りをすることで、観察力、想像力、追求心、思考力、読解力が
育つし、ステージで演奏することで、美的感覚、センス、バランス感覚、構築力、想像力、
運動能力など、実に様々な力が育つという事をお話いただきました。

このお話は、ピアノ指導者としても、あらためて気の引き締まる思いがしました。
それとともに、ピアノを学ぶ子をもつ親として子供と関わっていく場合、親も本気で子供と
関わっていかないとダメだということを感じました。そして子供と一緒に真剣に向き合うことで、
子供に達成感や成功体験を味あわせ、それが親子の絆につながっていくということをお聞きし、
親としては、反省することばかりで、少々耳が痛い話でした。

小倉先生の豊富な体験から話される大変説得力あるお話には参加者一同うなずいており、
しっかり心にきざまれて帰られたようです。 

 「親が妥協したらおしまいです。子供が乗り越えられるまで、一緒にがんばりましょう」と
おっしゃったことを、今後も胸において、我が子と関わっていきたいと思います。
小倉郁子先生、松田紗依先生、すばらしいセミナーをありがとうございました。

(Rep:ピティナ京都支部 橋本あゆみ)

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