【実施レポ】ピアノの構造と音の出し方(岳本恭治先生)

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2009/11/13

2009年11月8日(日)、岳本恭治先生による
『ピアノの構造と音の出し方 -正しいタッチと脱力を学ぶ-』 セミナーが
徳之島文化会館 リハーサル室において開かれました。

オルゴールを使い、
ピアノのあらゆる部分から、どの様に音が伝わっていくのかという実験を行い、
思いもかけない場所、キャスターや鍵盤の蓋からも音が伝わる事にとても驚きました。
又、音を出しながら同時に雑音も伝えてしまっているという事も知り、
弾くことだけにとらわれて、実際どの様に耳に音が届いているのか、驚きの連続でした。

ピアノの構造と打鍵の仕組み、音の伝わり方、又、各楽器メーカーによる様々な違い 
など、とてもわかりやすく、特徴を知る事ができました。

次に 「弾き心地」をなぜ感じてしまうのか について、
どのピアノも鍵盤は何ら変わらぬ重さなのに、耳が重さを感じてしまう理由は、
知らず知らずに「力み」が入り、無駄な力を入れてしまっている事、
いつも通りに弾く事がなぜできないのか、又、私達が日々、生徒達に間違った手の形を
させてしまっていた事を知り、自分の指導の誤りに気付くことが出来、この講座を
聞かなければ長い間ずっと誤った指導を続けていたかもと思うと、とてもありがたく、
感謝の思いでした。

又、作曲家別の日記などからのレッスンの様子や、演奏法の特徴、をより詳しく
説明していただき、指の使い方、フレーズ、手の形、細やかな練習方法など、
レッスンを進める中でより取り入れやすく、即活用できる指導法を伺うことができ、
本当に「目からウロコ」の講座内容でした。

♪ 今まで、色々な講座を受けてきましたが、直接ピアノの部品を手でさわった機会は
初めてで、自分の指でさわった感触を通し、どの様に響きが伝わったか、指の動きと
弾き方まで連なるお話を聞くことができ、とても参考になりました。

大きな音を出さなくても、無理な手の形をしなくても、自然な動き、無理のない響きを
作ることができるということを知る機会を得られ、深い感謝の思いでいっぱいになりました。

遠い徳之島にいながらにして、とても充実した内容の講座を受講できました事に
大変うれしく、感謝いたします。ありがとうございました。

(Rep:ピティナ徳之島かんもぉーれステーション 亘 真奈美)


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