平成21年10月13日、福岡のカワイ太宰府ショップにて
根津栄子先生によるピアノ指導講座がおこなわれました。
きやまステーションでは去る3月のステップにアドバイザーで
根津栄子先生をお招きし、翌日に『導入から中級の指導
- 手遅れにさせない日々の訓練とは?』という講座をして
頂きました。多くの熱心な先生方で埋め尽くされ、特に
大切な導入期についてお話しして下さいました。
実のところこの講座ではまだまだ話したりないという感じで、その先のお話しが是非
聞きたいとの受講された先生方からの強い要望により、今回もう一度来て下さることになりました。
今回は特に導入から大切に育ててきた生徒さんたちが、いよいよチェルニー30番に
入り、どのように中級で力をつけていくか、基本のスケールやアルペジオをどのように
指導するか・・・のお話しでした。
一般的に練習曲やスケールなどは子供にとっては退屈なもの、つまらないものという感じを
受けます。しかし、指導する側にとっては力をつけるための基本としてさせたい、又は
させなければいけない、と思っているでしょう。
これを子供が飽きずに楽しくある程度の期間でマスターしてくれれば、どんな名曲も
弾けるし弾きたい曲が思うように弾ける=ピアノの本当の楽しみを知ることが出来る、
ということに繋がるということはいうまでもありません。
今回は例えていうなら種からお花を育て見事に美しい花が開花する、まさしくその課程を
見事に教えて下さいました。そして貴重な資料の中の一部として、娘さんの理恵子さんが
現在日本ヨーロッパ各地で活躍するピアニストに育て上げた、日々の努力の計画表なども
下さり、大変参考になりました。
そうして育った理恵子さんが今回特別にショパンエチュードなど4曲を弾いてくださる
トークコンサート付きで、もう言葉で聞かずとも演奏を持って納得できるひとときとなり、
育て上げてみたい!と意欲がわいてきました。
夜には根津理恵子ピアノリサイタルもあり、すばらしい音色と
感性豊かな演奏に皆さん魅了されていました。主催者の私と
娘も連弾で共演させて頂き一生の思い出になりました。
親子での初めての試みでしたが、すばらしい講座と演奏を、
本当にありがとうございました。
それから、この企画に参加して下さったすべての皆様、そして
すばらしいピアノを提供して下さり全面的に協力して下さった
カワイ太宰府ショップ様にも感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。
(Rep:ピティナきやまステーション 天本みどり)