2009年3月29日、今年度のピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナーがアトリオンミニコンサートホールにて行われました。黒田亜樹先生による2時間半の講座には、今年のコンペティションを目指す子供達の姿もありました。
★バロック⇒クラシック⇒ロマン⇒近現代 と、時代別によるお話は、とても分かりやすく、テンポのよいものでした。
★1曲1曲をただ解説するのではなく、もっと広く、その曲の時代背景による解釈の仕方、
目にはみえない楽譜の読み方など、本当に勉強になりました。
★特にバロックでは、子供達にも分かりにくい、ブーレとガボットのとらえ方の違い や、
それを演奏に活かすための練習の仕方 などすぐにレッスンに反映できるポイントも多かったです。
★どの時代も、ただ書いてある楽譜を見るのではなく、その後ろにあるものを
読み取ることの大切さ を改めて考えさせられました。
★又、1曲をただ弾くのではなくて、練習する中でそこからまたすべてにつなげていくための
エクササイズなど、とても参考になりました。和声など、まだわからない子どもへの指導のポイントや、言葉がけもよかったです。
★今回、この講座を受けて、どうしても今、目も前にある曲を弾くことにとらわれがちになっていたレッスンをもう一度見直すきっかけになりました。
今後、コンペティションや検定に向けて、子供達と共にもっと視野を広げたよりよいレッスンを目指したいと思いました。
(Rep:ピティナ秋田支部 佐々木笑子先生)