2009年3月15日(日)金子恵先生による
2009年ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナーが開催されました。
昨年に引き続き、支部の強い要望でお越しいただきました金子恵先生は、
A2級?C級を対象に、少しの時間も無駄にされないようにとのご配慮で、
早速に説明を始めて下さいました。
課題曲CDの録音に参加されている先生の模範演奏 を実際目の前にすると、
説明を越えるほどのヒントが 隠されているようで、タッチやペダリングなどを必死で
見つめてしまいました。
たくさんのご指導いただいた中から、いくつかのポイ ントをご紹介します。
♪ カノンの仕上げ方
♪ 連打などの表情の付け方
♪ ちょっとしたアーティキュレーションの使い方
♪ 16分音符を確実に弾くテクニックの重要性
♪ 民族系や踊りのリズムの処理
♪ 弦楽器のボウイングを、フレーズに反映させること
♪ 古典とロマン派での、ちょっとしたバランスの作り方の違い
この他にも、紹介しきれない程の密度の濃い内容で 、あっという間に終了時間を
超えてしまいました。
しか し、その後も続く参加者からの質問にも一つ一つ細 部にわたって答えてくださり、
熱い時間は続きました。
★その延長時間の中で、最後に先生がおっしゃった
『 強弱をかけるタイミング一つとっても、またちょっとした "間"をとることによっても
オリジナリティーを出していく ことはできる。その子の一番良い所が出せるよう、
方向をつけてあげる事が大事です。
"本人"がこう弾きた いと思う事が大切で、"教え"は支えでしかない。
やは り"本人"が輝いていないとダメ。
コンペを利用する事 で、結果として本人が弾いてよかったと思えるように、
指導者は頑張っていきましょう!』
という言葉がとても 心に響きました。
この後、5/16(土)は、同じく金子先生による課題曲公開レッスンが続きます。
(Rep:ピティナ青梅支部)