2008年12月21日(日)山形テルサ・リハーサル室において、平間百合子先生による講座「指は心の召使い」が開催されました。
「音楽ともっと楽しく、もっと長くつきあっていくためには、どんなことが必要なのでしょう?」
「レガート,バランス,和声感,音色の幅,構成,そして集中力やステージマナーなど様々な角度から考えてみましょう!」
それらを生徒達にどのように伝えてきたか、平間先生の経験をもとにした具体的なお話をしていただきました。 また、前日のステップにおいて、山形連絡所の会員が平間先生から連弾の楽譜をいただき、平間先生と連弾をさせていただけるという喜びが加わりました。
会場に入った受講生60名は、まずホワイトボードに書かれた
「くるぴた」「ドシドシ」「プンプン」「グニャグニャ」「ひざパチ」「おっとっと」「さてっと食べよっ」
などの文字に目が釘付けになりました。
まずは「りすのないしょばなし」の連弾で講座が始まりました。
先生の美しい第2ピアノに気持ちよくのることができ、バイエルの中の曲とは思えないほど楽しく弾かせていただきました。
先生のお話が進むにつれて、ホワイトボードの不思議な文字の意味が明かされていきました。
先生ご自身のレッスンの中で生まれた言葉であり、「なるほど」「そうか」という納得の思いから、受講生はたくさん頷きながら話に聞き入りました。
身近な物や日常生活の自然な動きを使い、生徒自身に考えさせることや、もっと想像のの世界で音を遊ばせること、 気持ちがあってこそ指が心の召使いになることなどのお話がとても心に残りました。
講座の所々に「赤鼻のトナカイ」「冬の海」「朝ご飯食べた」などの連弾も取り入れてくださり、
「ママがサンタにキスをした」では、受講生全員が手拍子をして、とても和やかな雰囲気に包まれました。
平間先生の貴重なお話に、指導者のみならず、ピアノを習っているお友達、ご父兄の方もとても楽しい時間を過ごすことができ、あっという間の2時間でした。本当にありがとうございました。
(Rep:ピティナ山形連絡所 下山久美子先生)