2008年12月15日、春畑セロリ先生による「ピアノの先生方のための楽しいスキルアップセミナー「やさしい"ポップス指導"入門」が島ピアノセンターで行われました。
PTNA会員の指導者、非会員の方々など計24名の方が受講し、春畑先生の著書に即してPOP(ポピュラーミュージック)がどのように現代に至っているか音楽史的な流れから展開されました。
冒頭ではPOPの音楽史的な位置づけ を講話されました。
POPには「帝国主義時代」という時代背景があり、15世紀頃生まれたラテン音楽が黒人と白人が共存する社会の中で共感され、それぞれの民族が好む音楽(民族音楽とクラシック音楽)が融合してできた、大衆が楽しむために生まれた音楽。
社会情勢や商業の発展によりジャズ、ブルース、レゲエ、ロック&ロール、HIPHOP、ラップ等幅広く音楽が発展していく経緯が理解できました。POPは時代の移り変わりと当時の方々の精神性が反映された音楽であるという、興味深い話に聴き入りました。
セミナーの後半では受講生がPOPを弾いて8ビート、16ビートのノリを体感。
引き続き世界のPOPを聴きましたが、占領した国、民族、言語により各国で特徴的な音楽(POP)が生まれたということが感じられました。
★春畑先生のセミナーに参加してPOPの時代背景を理解することにより、より楽しくノリを体感することができました。リズムを体で感じることがいかに大切なことか、そしてクラシック音楽とその位置づけを再認識させられるセミナーでした。
今後の指導に幅広くつながる楽しいセミナーをありがとうございました。
(Rep:PTNA沖縄支部 上地 恵美先生)