【実施レポ】アナリーゼして教えよう - 10/2心斎橋・秋山徹也先生

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2008/10/24
秋山先生の講座レポート
秋山先生の講座の様子  

大阪に台風が向かって来ると心配された10月2日(木)ヤマハミュージック大阪心斎橋店サロンに、秋山徹也先生をお迎えして「アナリーゼして教えよう」PART1 - 音楽のかたちを理解させ、自力で表現させよう - のテーマで、とても内容の濃いお話とアナリーゼと演奏が結び付いているか公開レッスン形式でして頂きました。




秋山先生の講座レポート

秋山先生の講座の様子

阪神間のPTNAの先生方はもとより、滋賀、京都、奈良、三重、和歌山から熱心な先生やお母様が朝早くから詰めかけられ、サロン満杯の82名が聴講されました。心配された台風も、大阪の先生方の熱気に圧倒されて、どこかに行ってしまいました!10:30 - 12:30の2時間、曲の本質をつかんでメリハリのある演奏、人に感動を与える演奏をする為にアナリーゼが必要だという事を先生の詳しく作ってくださった資料に基づいてお話頂きました。



 音楽の"かたち"を探して"かたち"相応の標準的な解釈を試みる。

 動く音は表に、フレーズ表現は大小ではなく力の出し入れが原則。

 一番大事なことは和音の性格に応じて色を表現する事。

 曲の構成、様式を考えて常識的な表現をしながらここというところで

     外した表現をするとメリハリのある演奏になる

など、うーんなるほどと、ここに書ききれない盛り沢山のお話を一杯お聞きする事ができました。

特に興味深かったのは、
美しい音と華麗なテクニックがあっても構成感がない演奏はつまらない。

演奏を色に例えて、
 ・赤白赤白赤白赤(常識的演奏のみ)は単調、
 ・赤白赤白黒黒赤白黒(デタラメ)では訳が分からなくなる、
  ⇒そこで赤白赤白赤白黒赤白(常識的演奏に個性を加える)だと
    黒がインパクトを与える演奏になる
ということでした。 

アナリーゼ能力と相応の表現をできるようにさせるには思っているように音が出ているか確認するためにもソルフェージュ力や和声感が必要ということを30分くらいでお話され、公開レッスンに移りました。

曲は
ゲディケゆるやかなワルツ、ショパン遺作、ワルツイ短調、
ブルクミュラー25よりバラード、W.F.バッハ春、クーラウ ソナチネ55-3第1楽章

を秋山先生が作って下さったアナリーゼ譜や演奏者自身のアナリーゼ譜をもとに演奏しそこで又詳しくレッスンして頂きました。

☆聴講の先生やお母様方も
 『とてもわかりやすく教えていただき、あっという間の2時間でした、充実した中身の濃いセミナーで本当によかったです』とメールやご感想をたくさん頂きました。

☆バッハインヴェンション、シンフォニアが聞きたいという先生方が多く、アンケートではシリーズ化してほしい、ソルフェージュも教えて頂きたい、ソナチネ、ブルクミュラー、ソナタ、ギロック、近現代、こども達に教えたい曲をいくつでも、又先生のお話されること全て何でも聞きたい!と目を輝かせておっしゃったベテランの先生もおられました。

 ということで、PART2は11月20日木曜にヤマハミュージック大阪心斎橋店サロンでさせていただくことになりました。秋山先生、本当に有難うございました。

(Rep:PTNAピアニッシモステーション 後藤幸子先生)


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